袖触れ合うも、多少の縁。
2023年が始まってから、大波に乗るかのように、あれよあれよと流れてきた。
あっというまに時が過ぎていくのはいつものことなのだが、今年はどこか、なにかがちがう。
今までぼんやりと点在していたそれらが、急に鮮明に、鮮烈に姿をあらわにし、次々と繋がっていくような感覚。
突然スイッチが入ったのではなく、一滴、また一滴とたまっていたグラスの中身が、満杯を迎えて溢れ出すような、そんな感じ。
言葉にできない、他に例を見ないことを闇雲にのぼり続けてきた私が、やっとすこし、その壁の向こう側からの風に触れられた気がしている。
すべて、その時がきたからなのだとおもう。
文字通り、身の回りのすべて、有り難いことばかり。
今日も、生きるを全力でゆこう。
明日は、ドラゴン岩村氏との共同企画、『西荻窪音戦争』。
去年の9月、Twitterでの西荻窪PitBarのつぶやきが目にとまった。
世情などもあいまって、このままだとお店自体を存続できるか否かわからない状況なのだとあった。
PitBarには、一度ダムダム団で出演させて戴いた事があった。
ステージに段差が無く等身大で演れるところ、アンプからの音がオーディエンスへ直接届くところ、入場時ドリンク代を取らないスタイルなどなど、ライブハウスの雰囲気を含め、素晴らしい場所である。
そんな、自分にとって好ましい場所が、なくなってしまうかもしれない。
私はお金をたくさん持っているわけでも、たくさんの人を動かして、100万人の署名を集められる力を持ってもいない。
だけれど、このままなんにもせずに、ただただ好きな場所が遠のいてしまうのを見ていたくは無かった。
3月まで持ち込みの企画を募集していると書いてあったので、バンドのメンバーに事情を話し企画をやろうと思うと言ったところ、いいじゃないかとふたつ返事で応えてくれた。
ひとりでの企画ができないわけではないけれど、よりさまざまな、私の中にはないものを取り入れたり新たな人たちと出会うには、やはり共同企画が良かろうと思った。
では誰に話を持ち掛けようかと熟考し、ドラゴン岩村氏が適任だと思い当たった。
生誕祭にも毎年出演してもらい、即興ユニット"地獄の救急車"も2人で演っている。
なにより彼は、爆発的なものに対しての感性にめちゃくちゃに長けている。
すげえと思ったものに対して、周りの評価や有名か否かに関わらず、屈託無くすげえと言い放てる人間である。
勿論、逆も、またしかり。
大多数が白だと掲げても、自身が黒だと思えば黒と言う男。
それがドラゴン岩村氏。
即ち、信用に足り得る人なのだ。
私が誤った靡き方をして進む方向を逸れたとしても、ドラゴンがパーティーに加わっていれば、
「そっちは違うぞ!」
と導いてくれるだろう、と感覚的に思った。
随分先ではあるけれど共同企画をやらないかと連絡してみたところ、彼も即快諾してくれた。
案の定、素晴らしい演者を集めてくれた上に、最高の企画PVまで作ってくれた。
企画はまだ始まっていないが、彼を選出して、本当によかったと確信している。
明日はいよいよ、決戦の日。
PitBarは、入場時ドリンク代を戴かないという神システム。
その代わり、当たり前ですが持ち込みはせず、お店でのご注文をお願いします。
10杯分の料金で11杯呑める、お得なドリンクチケットもございます。
次回繰越も可能。
私はすでに、前回5杯呑んだ11杯チケットがあるので、6杯は実質タダ。
結論、べろべろおばけ。
とってもたのしみ。
『西荻窪音戦争』、皆様の御来場をお待ちしております。
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