新しい世界へ。
あけましておめでとうございます。
昨年も、数えきれないほどたくさんの方にお世話になりました。
ありがとうございました。
2023年も、慎ましやかに、堂々と邁進してゆく所存です。
すべてのあなたが健やかにいられますように。
2022年を振り返り、大きな出来事としてパッと思い浮かぶのは、Creepy Nutsに出会ったことでした。
J:COMの懸賞で見つけたクリーピーナッツのライブチケットになんとなしに応募したところ、まさかの当選。
正直、名前も初めて聞いたし、一回も聴いたことが無かった。
応募の際、通りやすいようにとYouTubeで検索して出てきたMVを聴き、
『よふかしのうたが大好きです!!』
と書いて送信した程度である。
なぜ応募したのかといえば、久しぶりに大きなホールでのライブの音響を体感してみたかったし、ヒップホップに興味があったから。
人間は、知らず知らずのうちに自分の許容範囲内に見合うか否か篩にかけ、行動を制限する傾向にある。
少なくとも、私は自らを省みて、そう感じる。
思いもよらない天災ほどのインパクトはないにせよ、観たことのない世界に自分を突き放つ行為は、視野を広げるために有効な手立てなのである。
9月9日、立川ステージガーデンという最近出来たホールでのライブ。
2人分のチケットが当選したので、せっかくならこの手のジャンルでも楽しんでくれる人を誘いたかった。
しかし、身の回りにヒップホップ好きそうな人はいないし、そもそも、ぱっと誘える友達があんまりいなかった。
めちゃくちゃに考え倦ねいた結果、CDショップ店員でオールジャンルどんとこいな姉がいることを思い出した。
そんなわけで、姉とふたりで立川へ行ってきました。
すんごいファンなわけではないし、ステージも遠いだろうから度数の弱いメガネでいいかなと思ったのだが、ライブが始まってから、しまった、と思った。
すごい見たい、と思い、暗闇の中鞄から未開封のカラーコンタクトを出して踊りながら付ける。
寸前にサイゼリヤでワイン1本空にしていたこともあって、手元はブレブレ。
保存液でびしゃびしゃになりながらもなんとか無事装着でき、観覧に専念。
ライブはとてもよかった。
演奏のクオリティは勿論の事だが、空気の作り方や、盛り上げ方がすごくうまい。
メジャーアーティスト、すごい。
その後、クリーピーナッツの曲を聴き込み、秋頃からカラオケでめちゃくちゃ練習している。
最初はてんで唄えず、マイクを持ったままフリーズし、旋律をうううう〜と追うので精一杯だった。
闇雲に続けていたら、段々と歌詞を詰める感覚がわかり、今ではある程度唄えるようになった。
ギターを習いはじめた頃を思い出した。
弾けているのか弾けていないのかもよくわからないままたらたらとレッスンに通い続けた結果、いつのまにか、ある程度は音が出せるようになっていた。
よく、
「ギター、弾けずに途中で諦めました。」
と仰る方がいるが、弾けていないということを自覚出来るというのは、ものすごいことだと思う。
私は、コード通り弾いても、弾けているのか、そもそもこの音はこの曲と合致しているのかも確信がなかった。
CDを聴いて、ギター、ベース、ドラムの音を聴き分けることも困難で、途方に暮れたこともあった。
カラオケで唄うのは大好きだったので、週4フリータイムひとりカラオケをしたりしていたが、ギターや楽器に対しての耳と技術はてんで伸びなかった。
そんな、よくわからないまま続けた結果、今に至る。
私がなんとなくで続けてこられて、熱意をもって挑んだ人達が脱落してしまうというのは、一体、何故なのだろう。
何事もわかりすぎてしまうと、全貌が見えた気になって、結論を急いでしまうのかもしれない、と思った。
"できない"というレッテルを貼ることによって、未来が限定されてしまう。
私は、表現とは技術を磨く間や制作中は、わからんちんのまま泳がせるのが自然と思うし、形にするのは人に提示するときだけでよいし、なんならわからんちんのままでもよいと思っている。
一貫性を保とうとする感覚は誰にでもあると心理学の本にもあったが、あまり先の自分をしばりつけるもんじゃないよなあと思う。
こと、表現の世界に於いては。
もっと、鮮烈な元素を迸らせることに躍起になるほうが、面白いとおもう。
あとは、変に期待をしないこと。
なにかにショックを受けたら、その反対側に必ずある、自分の欲しかった、"こうありたい"を分析すること。
欲がなければ、心の不和は生まれない。
他人や事象のせいにしている人が穏やかになれないのは、起因である自分の心とその中にあるこだわりに向き合っていないからだ。
人間は、生きていれば何度でも生まれ変わることができる。
最期のその先の世界はわからないが、生きていれば、何度でも自分の心を改変出来得る。
学校で習った、"よいもの>わるいもの"や"足したら増えて引いたら減る"などの法則を人生に当て嵌めて生きる人が多くいることに驚くと共に、私もその一部であったし、まだまだそういう部分があるのだろうなあと脳みそをフル回転させる日々である。
なるべく、多くのことやものに触れて、自分の固いところをゆるませていけたらいい。
そうして気付いた事柄を、なるべく多くのパターンに応用できるよう、噛み砕いて、散りばめていく。
芽吹くことも花開くことも求めずに、ただただ、日々、種をまく。
結果として、だれかの心が動いたら。
ほんのすこし、生きづらさが和らいだら。
それは結構、面白いことと思う。
それらはあくまで結果で、それが見返りであってはならない。
望んで、驕って、気付いて恥じては、たじろいで。
姑息な逃げ道に駆け込みかけては、己の弱さに辟易として襟を正し、また一歩、進むべき道を選ぶ。
まだまだ、学ぶことが山程ある。
私は、私の決めた道を行くだけだ。
ライブのおしらせです。
1月7日(土)吉祥寺BLACK&BLUE、ダムダム団では初出演。
念願の中村アリーちゃんバンドも一緒!
昼から夜まで、たっぷりです。
8日はつるかめ兄弟、9日はライリィライリーも出ます。
お得な通し券もありますので、是非。
ダムダム団は15:00ごろから。
『2023新春★じゅんじゅん九州〜関西行脚ツアー』
初日は1月24日(火)福岡BAR萬屋。
紹介して戴いた、イベンターの藤原さんが組んで下さいました。
素敵なフライヤーまで作って下さり、感謝しかありません。
今日、福岡行きの飛行機のチケットを予約しました。
久しぶりのひとり旅、わくわくです。
25日(水)広島Bar AM
26日(木)岡山ペパーランド
27日(金)大阪扇町para-dice
28日(土)大阪道頓堀かつおの遊び場
ソロは28日まで。
遠征では最長となる、九州関西行脚6日間。
25日から26日はお店に直接お願いし、28日は畑くんが組んで下さいました。
ヒラコさんも一緒なの、とってもうれしい。
大阪に遠征に行くと、ひとりで呑みに行ったお店でお客さんと仲良くなったり、お酒をごちそうになったり、毎回ミラクルが起きる。
と思ったけれど、東京にいても起きているな。
環境は勿論違うんだけれど、その波をどう乗りこなしたりぶつかったりして楽しめるかってところなんじゃないだろうか。
今回は、どんな出会いと再会があるのでしょうか。
たのしみです。
勝手にツアー最終日は、1月29日(日)心斎橋火影。
ダムダム団、現体制では初となる大阪遠征。
クロメのみんなに、大阪行きたいなああああとしつこく言っていたら、実現しました。
ノラ一味からお誘い戴いたのだけれど、あやちゃんが取り次いでくれたに違いない。
あやちゃんは、つよい。
そしてやさしい。
エレクトリックママもご一緒。
じゅんじゅんJK時代の憧れで、一度だけソロでご一緒させて戴いている。
ありささんは昔ドラムボーカルをされており、じゅんじゅんの好きな女性ドラマーのひとりである。
5日間のソロ旅を経ての、ダムダム団。
みんなに会ったら、人恋しさの反動で、嬉しくて、嬉しくて、呑みすぎそう。
それはいつもか。
帰り道のみんなでレンタカーも、とってもたのしみ。
サービスエリア、大好き。
とりあえず、ソロツアー5日間を無事に終えたいと思います。
飲酒的&物理的に。
都内ソロは20日、無善寺ビールの日1本です。
こちらも是非。
身の回りの方が多数、ヘビーなのど風邪で苦しんでおられる。
インフルエンザも流行っているようなので、皆様健康第一でお過ごし下さいね。
私も、年末呑みまくって蓄えたいろいろを整えて参りたい所存。
あらためまして、本年もよろしくお願いいたします。
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