2021.12.1.両国サンライズ
ダムダム団de両国サンライズでした。
ご来場の皆様、対バンのみんな、お誘い下さった池田さんサンライズの皆様、本当にありがとうございました!!
*セットリスト*
MC
1.ヘビイダメージ
2.スナイプ
3.デンジャラスアンド迷惑
3.5クレイジートレイントロ
4.地獄ディスコ
5.真実
我々の大好きな一番手、いわゆるトッパー。
最近詳細を戴くと、一番手かトリというゼロ100パターンなので、少々戸惑いつつ。
それでも、イベントのはじまりとおわりという、重大なポジションに当てて戴けるというのはありがたいことである。
25分とすこしタイトな出演時間だったのだが、鈴木さんから
「最後に『ファックザコロナ』やろうかな〜。」
と、曲を追加したい旨連絡が入る。
「一番手で押すのは野暮ですし、真実でバシッと決めて去る方がその後のイベントも盛り上がるのではないでしょうか。」
と返信し、却下となった。
鈴木さんは、一曲でも多く演りたいタイプ。
それもわからなくはないのだが、私の今までの経験上、多少余裕を持った曲数の方が良いような気がしている。
人の保てる緊張感や集中力は、高まれば高まるほど、そう長くは持続しない。
曲数が多かったり分数が長かったりすると、その分情報量も多くなり、受け手の持つそもそもの脳のキャパシティを超えてしまい兼ねない。
そうなると、どんなにすばらしいものであっても、頭に入ってこない。
吐きそうなのに無理やり二郎系ラーメンを口に注がれるようなもんである。
我々はにんにくマシマシこってりずっしり寄りのバンドであるので、引き際をいかに鮮やか且つスマートに演出できるかが、全体の良し悪しにも大きく影響すると思っている。
ちょっと足りない、もっと観たい、そのくらいで丁度良いのではないか。
とはいえ、フロントマン兼バンドリーダーは鈴木さんなので、最終的に舵を取るのは彼である。
私に出来得るのは、こういう風が吹くかもしれませんよ、という見解を述べるくらい。
とはいえ、ちゃうやろと思ったら、ガンガン言っていますけれどね。
裏で舵を取り仕切っているのは、実はダムダムガールズなのかもしれない。
昨日は無事25分ステージを完遂しました。
冒頭早々、じみちゃんのエフェクターの調子が悪く、メタルゾーンという極悪且つ雄々しい爆音をかけた状態でしか音が出ないというトラブルが発生。
両国サンライズでのライブは、毎回、なにかしらの事故が起きる。
演奏中に照明が全て落ちたり、鈴木さんが一曲飛ばしたり。
霊障的なサムシングでは。
そこまでバッドなハプニングではないので、目には見えない何某かに試されているのかもしれない。
これも一人前のバンドとして羽ばたく為の試練。
甘んじて、受け入れよう。
1番手は我々、2番手はmeDag.。
ボギャギャギャ演り散らかした我々の後を、心地よい疾走感で均してもっていってくれました。
私はついつい、耳を引くようなアレンジを入れたくなってしまうのだが、それは一種、期待の裏切りのようなものも含んでいて。
この間観ていて、meDag.はきちんと、我々の心を乗せたまま、演奏をもってして連れて行ってくれるなあと感じた。
曲構成も含めて、私には作り出せない安心感があると思った。
音楽やバンド、ライブハウスを、誰よりも愛しているおふたり故のものなのだろう。
3番手、燐ちゃん。
ベース弾き語りという、少し珍しい演奏形態の彼女。
それが気を衒ったものではなく、成るべくして相成った完成型だという事は、彼女の音を聴けばすぐに分かる。
カムジックというバンドのベースボーカルをされていて、燐ちゃんソロになってからは、初めて生で拝見した。
私はいろいろと感化されやすい人間で、演奏や、それこそ朝陽を見ただけでも、ボロボロ泣き出してしまうことも少なくなくて。
燐ちゃんがグッとくる表現者ということは以前から勘付いていたので、ある程度覚悟をしていた。
2曲目のインスト曲で、思わず両手のひらをおでこの前に掲げた。
自分でも、何故そんな所作をしたのか一瞬わからなかった。
しばらくその状態で聴いていて、すこしわかった。
強すぎて、入ってき過ぎてしまうのだ。
その後、唄が入った曲では普通の状態で聴けた。
インスト曲の、彼女のベースでの音の情報量や重さが、あまりにも莫大過ぎて、感じ取る要であろう額を、思わず両の手で隠してしまった。
手のひらは額の次に強い受容体であるので、その両手を重ねて向けることで、一番ヘビーな部分を両手に流して額へのストレートな刺激を緩和する、といった形で演奏を聴いた。
私自身、なにを書いているのだろうと思うのだが、感覚に則して書き出すとそうなる。
別にスピリチュアルや怪しげな手翳しに倒錯しているわけではないので、ご安心を。
それにしても、燐ちゃんのステージは衝撃的であった。
ステージに上がった瞬間、まったくの別人になってしまう。
「こう見えて、すっごい緊張してるんだー!」
と、本番前にフロアで笑っていた彼女を思い出して、合点がいった。
この人は本物の表現者だなあと思った。
そんなに深く関わってこなかったのだが、もっともっと彼女の感覚に触れてみたい、と強く思いました。
素晴らしいステージでした。
4組目は、お久しぶりのXYZAL。
この私でもちょっとうおおと思う、安定の爆音。
いつも、テイクフリーの耳栓を置いてくれている。
暴力的な音に反し、とても優しいおふたり。
今回は自分の出番も終えていたし、耳栓なしで楽しませて戴きました。
meDag.からの燐ちゃんからのXYZALという、この素晴らしい流れよ。
池田さんのブッカーとしての腕が炸裂しまくっている。
最高か。
ネックがまるごと金属というとんでもねえエレキを使われていて、楽屋に置いてあるのを眺めて、ジンさんと、すっげー!すっげー!と騒いだ。
また是非対バンいたしたい。
5組目、First Brew。
ギターのダーハマさんとは、ソロで何回かご一緒していた。
バンドでの対バンは、初。
「ダムダム団と対バンできて、嬉しい!呑もうぜー!」
と、本番前から酒を喰らう、相変わらずのハッピー具合でとても心躍った。
一緒に気兼ねなく乾杯しまくってくれる、アニキ的存在。
御託を並べることのない、本当、最高なお酒の呑み方。
弾き語りを見ていたので勝手にギターボーカルさんと思っていたけれど、ダーハマさんはギターでボーカルさんは我々と同じくピンだった。
ピンボーカルって、案外珍しくなりつつあるような。
バンド名にあるように、お酒が大好きというFirst Brewの皆様。
ドラムさんが潤うという字を書くジュンさんだと判明。
「ふたりあわせてじゅんじゅんじゅんですね!!」
と謎に意気投合。
打ち上げ代わりのプチお疲れ様会で、めっちゃ美味しい日本酒を常備しているという話などでも盛り上がった。
ライブよりもお酒とおつまみがメインのダムダム団、今後とも是非是非宜しくお願い致したい。
大トリは、小型MUSHA×KUSHA。
ウエダさんと池さんの2人編成。
ブッカーがトリで締めるという、通常ならばあまりない流れだが、そこは天下の池田さん。
ジャンルもベクトルも違う各演者の空気を、最後の最後で掻っ攫って下さり、お見事と言わんばかりの大団円。
ウエダさんのキレッキレのドラムも、本当すごいよなあ。
まちがって指とか巻き込まれたらちぎれそうだよな、と毎回思う。
池さんはもう言うまでもなく、唯一無二の歌声とギターテクニック。
天性のものに天才が重なって、ビッグバンが起こっている。
問答無用で、カッコイイ。
尊敬してやまない方です。
呼んで戴けて、対バンできて、本当にうれしかった。
深夜のイベントがあるということで、中打ちは無し。
両国駅近くの喫煙所あたりで、一度乾杯。
私が自家製パンとイワシのマリネと梅煮を持ってきて、ダムダム団員のもこちゃんがミートボールとパスタを持ってきてくれていたのでそれを肴にプチ打ち上げ。
ミートボール、鬼のように美味かった。
私のイワシの梅煮は、前日飲み残した男梅サワーを使って煮たもの。
何かに使えないかなあと考えた結果、梅と酒と糖分だから、梅煮にいけるのではと閃き創作料理してみた。
もこちゃんが、白いメシが喰いてえ!と言いながらたくさん食べてくれました。
終電なくした民と鈴木さんと私で、なぜか高円寺のカラオケバンバンへ。
最近定番になりつつある、徹夜カラオケ。
XYZALのJくんと戯れる鈴木さんの図。
浜辺で追いかけっこしてるみたいで、超うけるんですけど。
なかよしでよろしい。
鈴木さんがアジカンの『リライト』を熱唱していておもしろかった。
結局、フリータイム終了まで居座った。
店を出たときみんな、今日仕事なんですけどと死にそうな顔をしていて不憫であった。
たのしいの代償とは、かならずやってくるのである。
そんな事を言いつつ、私はおうちに帰ってぐっすり眠りましたとさ。
ははは。
次回、ダムダム団は12月23日三軒茶屋ヘブンスドア。
激安八百屋さんで、良い野菜が手に入ることを祈る。
その前に、毎年恒例ダムダム忘年会もありつつ。
某インタビュー動画を撮影予定です。
公開はまだ未定ですが、決定したらお知らせしますので、そちらもお楽しみに。
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