最善の予防策。
身体の表面がドクドクする。
息切れほどではない動悸。
お昼ごはんのあと、身体が重くて夕方まで寝た。
まだ完全ではないみたい。
昨日の今日、そりゃそうだ。
中学時代、クラスメイトが私の陰口を言っているのではないかと感じて、パニックを起こした事があった。
自習と指示された教室内、飛び交う陰口を私に対してのものだと勘違いして教室を飛び出し、気付いた時には1階の靴箱前にいた。
もうこのまま何も言わずに帰ろうかなあと思ったが、手のひらが血まみれなのに気付き、あ、これはダメだわと保健室に駆け込んだ。
どこかの拍子で右手のひらに怪我をしたらしく、駆け降りてきたスロープの床には点々と血の跡があった。
体液を滴らせるだけの傷にも気付かない、そういうレベルのパニック。
後から聞けば、陰口は自習を指示した学年主任へのものだったという。
真相がどうかはわからないが、クラスメイトは皆とても優しい子ばかりで、たまにしか学校に来ない不登校の私に揃いも揃ってそんな仕打ちをする筈が無かった。
その頃の感覚を思い出す。
私の脳は不安が過ぎると、わざとではないのに、現実をひどく歪曲させてしまう傾向がある。
今、私は骨折した激痛に耐えているような状態で、とても余裕がない。
あっても、とてもムラがある。
3秒後の世界も予測できない。
今あわてて何かすると、色々と相応しくない行動を取る可能性が大いにあり、その結果に対しさらに罪悪感を覚えるという最悪が否定できない。
SNSの返信とか、連絡しなくちゃとか、そういう思いは勿論あるのだけど、とりあえず、全て保留で蓋をする。
記録及び自分を客観視する為の日記だけ残して、その他は一旦臨時休業する。
大切な身の回りの方々を巻き込まない為であり、そうなった場合の自責による悪化を防ぐ為に。
回復への最短距離がどうやっても遠回りで、とても気が遠くなるが、念には念を入れて、少しずつ。
「そんなことわざわざ言わなくてもそうするべきだし、わかっているから大丈夫だよ。」
という声が聞こえてきそうだ。
私は、言わなくてもよいことをよく述べる。
誠実さとバカ正直は違うのだと頭では分かっているのだが、どうしても、全部を全部露呈してしまう。
少し、頭で考え過ぎなのかもしれない。
とはいえ、先週末に比べれば、平然と過ごせる時間が圧倒的に増えた。
今日の午前中も、部屋の大規模な片付けができた。
今思うと、それで疲れちゃったのかな。
昨日はなぜか、恐ろしい程心身共に調子が良かった。
昨日、近くに住んでいるダムダム団の鈴木さんが、疲弊した私を慮ってシャインマスカットをお裾分けしてくれた。
ありがたい。
1回しか食べたことがない、おたかい果物だ。
すごく甘くて、おたかい味がした。
おむすびとお惣菜もくれた。
夜、ディズニーチャンネルでやっていたピーターラビットの実写映画を観ながら、おむすびを食べた。
一昨日までの私だったら、もうしわけねえ等と呟きながら爆泣きしていただろうなと思いを馳せつつ、人の作ってくれたごはんはなんて美味しいんだろうと思った。
純粋に美味しいと感じる余裕があるのは、なんて喜ばしく素晴らしいことなんだろう。
マスカットを戴いて帰宅し、ポストに入っていた郵便物をまとめて掴んで部屋へ入る。
ピザ屋のチラシなどに紛れて、お見舞いの品が届いていた。
びっくりした。
なんということだ。
どうしようと思った。
びっくりしすぎてどうしようとテンパった。
いつもいつも、本当にありがとうございます。
ちょっと時間が掛かるかもだし、迷惑も掛けてしまうかもしれないけれど、まずはきちんと自分を立て直そうと思います。
みんな、本当にありがとう。
はやく元気になることを目指して、一個ずつ着実にやっていこうと思う。
動悸がする時は、まず精神を落ち着けて、少し飽和したタイミングでストレッチをして逆に心拍を上げて動悸のドクドクを掻き消すという作戦をやってみた。
筋肉のつらさで他のしんどさを考える余地がなくなって、ちょっと良いかもしれない。
血流を良くすると、心の面にも良いと言うし。
汗をかいたので、ゆっくり半身浴します。
ごはんもちゃんと食べよう。
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