ダムリハ。〜新曲と蟻と大学生たち〜
先日贈った父の日ギフトが、無事届きましたと写真付きで連絡がきた。
「こんな父なのに…良い娘に育ってくれて…」
と似合わない文面があった。
もしかして、私の日記読まれてるのか?
そうだとしても、言葉にされるとなんだか嬉しかったりする。
しかしそのうしろに、
「ありがうとね!」
と書かれていてズッコケた。
父、電子文書で誤字しがち。
届いてよかったよかった。
昨日はダムダム団リハ。
以前から密かに進めていた新曲の仕上げをメインに。
ダムダム団で言う新曲とは、既存の曲である。
かつてのメンバーで作った曲を、現在のメンバーで編曲していき新曲として披露している。
よって、現メンバーのみでイチから作った曲は今のところ存在しない。
当時大学生のノリで作られた楽曲達に新たな息吹を吹き込むというスタイルは、バンド界広しといえども恐らく我々だけなのでは。
編曲を経てはいるものの、20年越しでも通じる楽曲って、なかなかすごい。
今回の新曲は、当初鈴木さんの思惑によりLUNA SEAのロージアみたいになるところだった。
でも実際演ってみたら鈴木さんから、
「じゅんじゅんの唄が思いの外良かったからこのままで。」
と言われて難を逃れた。
鈴木さんの、
「ボギャギャギャーン!!みたいなかんじ。」
などと言う雑な編曲指示へのメンバーの理解・読解力も上がってきており、難なく形になった。
鈴木さんが一部のアレンジをここにきて
「やっぱり戻す。」
と言い出して、ええ…、となりつつもなんとか適応しようと奮闘する面々。
でもなんか変。
アレンジがカッコよくないとかじゃなくて、なんか変。
私だけかなと思ったが、鏡越しにじみちゃんの?な顔が伺えた為、なんか変と鈴木さんに告げる。
どうやら拍がおかしなことになっている模様。
違和感を訴えるダムダムガールズに対し、頑なにこれで合っていると宣う鈴木さん。
じみちゃんに拍数を数えてもらいながら、小さい音でやってみる。
やはり変。
あーだこーだ言いつつ、まあ鈴木さんがこれで良いって言うならこれでいくかと通しで演奏。
今度は拍数が合っていたのでこれこれこれと言おうとしたところ、間髪入れずに鈴木さんが
「すまん!俺が間違っていた。」
と言い出す。
もう一回演らせてくれと言うのでとりあえず再演。
そこからまた、合ってる合っていないの押し問答が始まり、最終的に鈴木さんが間違っているで一同合致。
すみませんでしたと鈴木さん。
次のリハの時は大丈夫だから、間違えたらアレするからと言っていたが、アレがなんなのかは謎である。
ビールおごるとか言い切らないあたり、鈴木さんのせこさが窺える。
ちなみにジンさんは、押し問答に参加しているようで特に何も発言せずに眺めていた。
昨日も安定のジンさん。
新曲に追加されたギターソロを良い感じに弾きこなしてくれたので花丸であろう。
リハ後、天気も良かったのでいつものピクニック。
私が作ってきた味玉が大人気だった。
じみちゃんに、
「今まで食べた味玉で一番美味い。」
と言って貰えて鼻高々であった。
圧力鍋で作った半熟ゆで卵の殻を剥いて、醤油みりん砂糖を煮立てた小鍋で1分ほど煮転がして冷ましたもの。
こうする事で、短い時間でも色が着いて美味しくなる。
鈴木さんはまだダイエット中だそうで、2杯目からはお茶割りなどを呑んでいた。
この間鈴木さんが買ってきた臭豆腐の残りを私が保管していたので、持って行って完食した。
あれはなかなか、1人で食べるにはテンションが足りなくて厳しい食べ物。
敷物を敷いていたのだが、床にたくさん蟻がいた。
上がってこられては困るねということで、じみちゃんが甘いパンを少し離れた場所に置いた。
餌付け作戦である。
私も、ドンタコスの切れ端を敷物の横に置いてみた。
どんどん群がる、蟻さんたち。
みんなですごーいと蟻に感動しながら酒を呑む。
ジンさんが、自分の体の何倍もあるドンタコスを運ぶ蟻を見て、
「ちからもちだなあ。」
と言っていてすごく和んだ。
ダムダム団は音楽性に反し、とても平和なバンドである。
途中から、鈴木さんのパットで録画したリハの映像観賞会が始まる。
カッコイイなあと酒を呑む。
自尊心の高いダムダム団。
じみちゃん、ジンさんと終電で帰ってゆき、歩いて帰れる勢の私と鈴木さんだけになる。
前回気付いたら朝になってしまったので、今回はジンさんに合わせて帰った方が良いかなと思っていたはずなのに。
なぜまた泥酔への輪舞曲に興じてしまうのか。
頭が悪いのかな。
毎度の事ながら、何を話していたのかよく覚えていない。
午前2時をまわり、そろそろ帰るかと切り出すのかと思いきや、
「あそこのアレ入ってみようぜ。」
と鈴木さん。
何かと思えば、我々と同じく秩序に抗う若者集団が、音楽を掛けながら踊っていた。
ガチの踊りではなく、宴会芸みたいなやつ。
黒霧島で完全に頭がイってしまった鈴木さんがウキウキで突入。
ええ。
よせよ〜という感じで後からついて行った。
大学生の5人組だという。
「セフレですか!?セフレですか!?」
と青い茶化しをしてくる若人。
セフレが午前2時にジベタリアンで泥酔しないだろ。
断じて違うしこちらから願い下げだ!と言い合う私と鈴木さん。
彼等も相当に酔っていた。
鈴木さんと大学生達。
鈴木さんが若者2人と小躍りしている間、ひとりの子と色々話した。
大学はオンラインの授業がほとんどで、せっかく上京してきたのにあんまりエンジョイできていないと嘆いていた。
大変だよなあ。
学生なんて、学校と託けてみんなでわいわいするのが楽しみだもんなあ。
マスクしていたら、女の子との出会いのチャンスも減っちゃいそうだよなあ。
相手が自然災害みたいなものだから、どうにもならないのがなんとも。
そんなこんなで、気付いたら空が明るんできた。
ヒエ。
またオールかよ。
大学生達は、今日の授業に備えて帰っていった。
次の中野のライブに遊びに来てくれるという。
実際本当に来てくれるかどうかはわからないけれど、こういう出会いは嬉しいものだな。
またここで呑む時は連絡するねとバイバイした。
私が追加で買った黒ラベルロング缶を鈴木さんと分け合いながら、歩いて帰った。
青春の1ページみたいな1日であった。
お腹ぺこぺこだったので、朝マックを買ってお家で食べました。
新曲の歌詞を書き替えてと言われたので、次のリハまでに考えて覚えねば。
がんばれ、私。
明日は遂に、りなちゃんのイベント。
今日昼過ぎに起きて、午後食材を買い出して下処理などをした。
お肉たくさん買ってきた。
冷蔵庫になんとか入ってホッとしたところ。
今回描かせて戴いたCDジャケットのラフ画なども飾らせて戴く予定。
色々考えてこのジャケになったんだなあと見てもらえたら幸いです。
明日は朝からポーク焼くぞ。
ご来場の皆様、是非是非お楽しみに。
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