清々しい人になりたい。〜作品まとめUPしたよ〜

通院。
何を話したらよいのかわからず、待合室で"心療内科 何を話せば"で検索する。
そのまま医師に、
「何話したらいいんでしょうか。」
と聞けば良いだけの話なのだが。
わかっちゃいるけど、なんだか気が引ける。
私の通っている心療内科は、診察と別に、カウンセリングがある。
カウンセリングは必須ではなく、患者が必要だと感じたら追加できるシステム。
私は受けた事がないのだが、診察とは別の臨床心理士さんが色々話を聞いてくれるらしい。
カウンセリングがあるのだから、込み入った話を長々と診察でするのもお門違いな話なのではと思って、口を噤んでしまう部分も大いにある。
30分3000円、60分6000円という値段設定を知った上だと、尚の事。
現在の生活費である傷病手当金は、以前の収入の3分の2程度なので、通院毎に何千円もかけられない。
よって、認知療法や仏教の本を読んだりして、自分でどうにかしようとしてきた。
手当の申請には月2回の通院が必要になる為、欠かす事は出来ない。
そう、私は、手当を戴く為に通院しなければならない。
もしかしたら、それで充分なのかもしれない。
診察で何も話せなくて先生に申し訳ないとか、仮病だと思われていたらどうしようとか、そういうのはある種の高望みで、月に2回、病院にかかるというミッションをクリア出来れば万々歳なのかもしれない。
私は自分でも気付かないうちに、余計なハードルを追加してしまう癖がある。
良くないところだ。
本当に仮病を使う人間は、疑われたらどうしよう等ということで心を痛めたり悩んだりしないんだろう。
不登校で引きこもりの時も、同じような事を考えていたなと思い出した。
通院の度、母の、
「じゅんだけは精神科に掛からせない。」
という願いを砕いてしまったなと、少し後ろめたくなる。
そういうのは全部、余計なことなのかもしれない。
私は病気で、傷病手当を戴く為の苦手な通院を何とかこなし、
「ヤッター今日も頑張ったぜ花丸!」
と帰り道にご褒美の缶ビールを買って帰る。
そういうのでいいんだと思う。
ちょっと軽薄だけれど、うじうじしている私に比べたら格段に清々しい。

先日、以前から欲しいと思っていた本を著者ご本人から購入しようとしたところ、
「タダでいいよ。あげますよ。」
と言われ、めちゃくちゃ困惑してしまった。
ええ、そんな、えええ、とおどおどしていたら、
「そういう時は、わー、ラッキー!でしょ。」
と笑って口添えして戴き、不器用ながら棒読みの"ラッキー!"を言い放ち、ありがとうございますと頭をぺこぺこ下げて失敬した。
そういうところなんだよなあ。
私の根っこの、いわゆる陰キャ且つ謙遜の塊みたいな所が、大事なタイミングで露呈してしまい、またやっちまったなと思う。
酔っ払うと私の陰キャ部分がおやすみになられるので、うじうじしなくなる。
別の意味で盛大にやらかす事も少なくないが。
ちょっと悪いことしても憎めない、気持ちの良い人間になりたいが、シラフで陰キャ、泥酔時陽キャという両極な私には、なかなか険しい道となりそう。


今日は新しい先生の診察だった。
淡々と症状や生活について問うて下さる方で、逆にとても助かった。
色々考え過ぎて情緒に振り回される私には、事務的な診察の方が向いているのかもしれない。
しばらくこのまま通ってみるとする。
手当もあと半年を切った。
そんなに焦りを感じずにいられているのは良いことなのだと思う。
少しずつ、着実に進めていこう。

一昨日更新した作品ページ。
渋谷のアンコールという、弾き語りの際メインで出演していたライブハウスで録った『コーヒー』。
この頃はまだjun名義。
出演後清算があり、店長さんオーナーさんから色々アドバイスを戴いたりする。
清算でこっ酷く言われるハコも少なくないと耳にするが、アンコールを始め、私が出ていたハコは皆肯定タイプの清算だった。
スパルタ嫌いな嗅覚で、知らず知らず優しい人や空間を選び抜いていたのかもしれない。
「junさんは個性的で良いですよね。」
決まってそう言われていた。
それもそのはず、アンコールは専門学校出の歌い手さんや清楚系の弾き語りの方がほとんどだった。
ただでさえドブ臭い私の雰囲気が、さらに浮き彫りに。
方向性で言ったら渋谷アピアとか吉祥寺曼荼羅とかが妥当だろうに、何故かアンコールに迷い込んでいた。
初めて弾き語りでオープンマイクに参加したのがアンコールで、そこからそのまま出演させて戴いていた。
ライブハウスに出る勝手が全然わからなくて、こわかったのもある。
一番左が当時店長だったYuraさん。
二番目が私。
働いていたバーの常連さんがくれたお洋服を着ている。
クリスマス感がすごい。
ていうかツリーみたい。
junさんは個性的、と他のライブハウスでも言われていた。
個人的には嬉しい気持ちの裏側で、
「私だって、普通になれるものならなりたい。」
と思っていた。
そよ風みたいなシンガーソングライターに、なれるものなら成りたい。
それが叶わない。
自然と作れる曲は、どれも歌謡曲調か暗いものばかり。
「山崎ハコさんとか好きなんですか?」
と聞かれては、すみません存じていないです音楽自体あまり詳しくないんです、とへこへこ。
キラキラした演者さんたちと綺麗過ぎる楽屋でどう振舞って良いのか分からず、リハ後、ライブハウス裏の神社で、ひとりコンビニの缶ビールとおでんをつつく。
そんな感じの日々だった。
さあ作ろう!と曲が作れるタイプではないのだが、恐らくそういった積み重ねにフラストレーションを募らせたんだろう。
私の作った史上、もっとも普通のシンガーソングライターっぽい曲が出来た。
それが今回載せた『コーヒー』。
パッと聴いた感じ、爽やかそうであろう。
"ぼくはちょっとだけ苦い"という出だしに、若干捻くれた精神が垣間見える。
普通っぽいと喜んでいるのは、私だけなのかもしれない。
昔通っていたアトリエでは、休憩中いつも先生とコーヒーを飲んでいた。
今も何か作業をする時は、コーヒーを飲む。
私1人だと暗闇に飲まれてしまいそうになる。
だから絵を描く衝動や情熱をくれるなにかがあって、初めて中和される。
のめり込み過ぎると痛々しいけれど、やはり私は、苦いだけの沼に沈んでいくくらいなら、何かに手を伸ばしていたいと思う。
恋愛っぽい曲ではあるけれど、私の中では、私を中和してくれる愛しいなにか全てに向けての曲。
『コーヒー』の静止画の写真は、大学の同期の半田ちゃんが撮ってくれたもの。
同じ絵画科で、写真をよく撮っていた。
アーティスト写真がなくてどうしようと言っていたら、快く引き受けてくれた。
『宙ぶらり』の写真も半田ちゃん。
このロンドンコーリングっぽい写真は、その時撮ってもらったオフショット。
この時のシャツ、未だに着ている。
卒業して疎遠になってしまったが、元気にしているだろうか。
美大ということで、何か試させてもらうかわりに、展示など他のお手伝いをし合ったり、恵まれた環境だったと思う。
陰キャの私も、細々と恩恵を受けられました。
ありがたやありがたや。
朝フルグラ半分しか食べていなかったので腹ペコ。
帰宅して速攻でそうめんを茹でた。
やっぱりそうめんは、揖保乃糸。
もう2度と安物は買わないと心に誓いつつも、ついつい安い方を買ってしまうランキング上位のそうめん。
今年はちゃんと、高い方買えました。
えらい。
鬼うまい。
お腹が減り過ぎて献立を考える気力がなかったので、そうめんと納豆。
ごちそうさまでした。


今日はりなちゃんのお誕生日。
アイドルユニットさんでライブがあるのだが、ダムダム団のリハがあるので行けず。
行かれる皆様、楽しんできて下さいませ。
今月24日のライブも、殲滅さんと被っているのよね。
ダムダム団が中野、殲滅さんは東高円寺。
ニアミスか。
後ろ髪引かれる思いであるが、自分の今目の前にある事を頑張ってゆきます。
今日の出来次第で、新曲披露出来るか決まりそう。
がんばるぞ。

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