ダムダム団PV撮影〜大泥酔〜

昨日はダムダム団でPV撮影してきました。
こちらはダムダム団の既存のPV『グラインダー』。
2006年公開のもの。
ご存知の通り、オリジナルメンバーで残っているのはドラムの鈴木さんだけである。
レコーディングもしたのでPV撮ろうという話になった。
自然な流れで、新生ダムダム団で『グラインダー』を再収録する運びに。
まさに15年越し。
設定だけでもうエモーショナル。
タイムカプセル案件を地で行くバンド、それがダムダム団。
前PVを撮影したのと同じスタジオを予約し、撮影は馴染みアウトブレイクのぶんさんにお願いした。

前日じみちゃんから、
「明日の持ち物は楽器と衣装ですかね?」
と確認のメールが来たのだが、それに対して
「12時に西荻窪ですね」
と一見トスしているかに見せかけて全然見当違いの返答をするジンさん。
その後、ダムダム団のライブ告知日程が間違っていますと指摘したジンさんだったが、本人も日程を間違えていて二転三転したり、私がごはん入りパン持っていきますと送ったら鈴木さんの返信内容「ごはん入りパン?」を全く同じ文面で送ってくる等、いつになく磨きのかかったボケっぷりであった。
下深迫仁、本当に人の話を聞かない人である。
スタジオ入りして、まずは撮影の為のセットを整える。
力仕事は主にダムダムボーイズに任せることに。
私は午前中通院だったのでスタジオの隅で持参したお弁当を食べ、じみちゃんはお化粧とヘアセット等をしていた。
鈴木さんの持ってきたタブレット端末を棚に立て掛けて、グラインダーのPVを流しながらの作業。
ぼーっとしながらお弁当の卵焼きを食べていたら、何やら不穏な空気を感じた。
音楽が消えている。
先程までグラインダーのじゃっじゃじゃっじゃっじゃ〜♪が流れていたはずである。
じみちゃんがお化粧直ししているスタジオの鏡に映ったタブレットの画面がなにやら全面肌色になっていて、そんなまさかと思いながら卵焼きを飲み込みタブレットに接近。
間違い無い。
紛う事なき喘ぎ声。
これは。
えっちなやつだ。
確信した瞬間に肩の力が抜けてしまった。
タブレットに近付く2秒位の間で脳味噌がフル回転し、みんな気付いてないならコッソリ消してあげたほうがいいのかとかどうやって切り出そうかとかいやでももしかしたらえっちじゃないやつかもしれないとか考えたのだが、あまりのアホさに力が抜けて笑い出してしまった。
「えっちなやつだー!!!!」
盛大に叫ぶ私。
ズッコケる一同。
こんな高校生みたいな事があるのだろうか。
連続再生になっていて、鈴木さんの保存していたえっちな動画が再生されてしまったらしい。
ていうかグラインダーの後にえっちな動画って、どういうプレイリストなんだよ。
せめて分けてくれよ。
じみちゃんが、
「なんかぺちゃぺちゃいってんなと思った」
と言っていた。
笑い死ぬかと思った。
いや〜恥ずかしい恥ずかしいと鈴木さんがタブレットを操作して、今度は大丈夫!と再生するも、グラインダーの後再び流れ出す喘ぎ声。
「おかしいな〜。あ、全ファイル連続再生になってたわ、もう大丈夫。」
と鈴木さん。
ボケジジイ、もうやめてくれ。
金輪際、お前の大丈夫は信用出来ない。
しばらく、エロ鈴木!AV鈴木!等の文言も飛び交ったが、
「すごいえげつない性癖の動画じゃなかっただけマシ」
という無理矢理すぎるまとめ方をして落ち着きを取り戻す一同。
そんなダムダム団史上最大のえっちハプニングと共に幕を開けたPV撮影。
こちらはちゃんと真面目にやりました。
ぶんさんのカメラの機材が近未来感たっぷりですごくカッコよかった。
そして撮影テクニック。
みんなで映像の人みたいだとベタ褒めであった。
鈴木さんがドラムセットから40回跳ぶという案を提示してきたが、4回くらい跳んだところで撮れた絵を見たら全然すごくなくてボツになった。
THEムダ跳び。
それでも怪我をしないのは、長年続けてきたドラムダイブの賜物なのだろう。
沢山いい絵が撮れました。
トータルで10回くらい演ったので途中クタクタになったが、BiSHがライブで同じ曲13回演ってた話をしたら少しモチベーションが上がった。
一期一会の掛け軸がスタジオの壁とマッチして和室間がすごい。
掛け軸って偉大だな。
私はギターウルフのサイン入り革ベルトを着けて撮影に臨んだのだが、ダムダムパーカーが被さって1ミリもカメラに映らなかった。
ソウルなので良しとする。
ゴールデンアックスと称する十八番技を何度もやる鈴木さん。
ドラムのハイハットを斧の如く掲げるこの技だが、勿論かなり重たい。
「明日は筋肉痛だ。」
と何度も呟く鈴木さん。
じゃあやめとけば良いのに。
間奏部分は前PV同様鈴木さんが自由に舞う絵にしたのだが、ここでもジンさんが鈴木さんの上を行くフリーダム具合を発揮し、一同ズッコケる。
ネタバレになるので今は伏せておきます。
奇跡を起こす男達、それがダムダムボーイズ。
公開する際、裏話として書こうっと。

スムーズに事が運び、予定より1時間強早く撮影終了。
小腹が空いたらと思って、グリッシーニという細長くてカリカリしたパンとごはん入りパンを焼いて持って行ったのだが、途中大きな休憩も無かった為手を付けずに終わった。
集中して撮れた証拠かもしれない。
じみちゃんがグリッシーニを食べて美味しいと言ってくれた。
うちのオーブンは設定度数より熱が弱めなので2回焼きを入れたけど、イイ感じにカリッとなっていた。
おつまみに最適である。
今回はブラックペッパーと干し肉少しだったけど、次回は粉チーズとか色々混ぜてみよう。
結構塩多めに振っても良さそう。
みんなで片付けを済ませて、いざ打ち上げへ。
元々行くつもりだった焼肉屋さんが17時開店の為まだやっておらず、途方に暮れる一同。
仕方がないから日高屋か松屋でも行って呑むかと路頭に迷っていたところ、生ビール半額の看板を発見。
これは入るしかない。
自転車を止めてくるというジンさんを入り口で待ち、皆に遅れて入店。
ジンさんの上着をハンガーに掛けようと私が声をかけると、
「ダムダム団の半分は優しさで出来ている。」
と語り出す鈴木さん。
みんな人間関係で傷付いてきたから思いやりと優しさがあって、それが我々のバンド長続きの秘訣なのだと鼻高々に話す。
なるほどね〜とぶんさん。
隣の席に着いて、
「じゃあ今日はお疲れ様でした!」
とおもむろに乾杯の音頭を取り出すジンさん。
今じゅんじゅんがアンタの上着掛けてくれてるところじゃん!まだ席にも着いてないじゃん!と総ツッコミが入る。
良い話を持ち前のボケで叩き割るジンさん。
先程までの思いやりのくだりはなんだったんだ。
本当に本当に人の話を聞かない人である。
ダムダム団の半分はボケジジイで出来ているというのが現状だなと思った。
ジンさんに彼女が出来ないのは何故なのかといういつもの議題も上がり、私が良い人風のジンさんの写真を撮ってあげた。
カッコイイ風の写真も。
良い人なんだよね。
ボケジジイだけど。
これから良い出逢いがあると良いですね。
彼女募集中だそうなので、皆様宜しくお願いします。

海鮮系の居酒屋さんだったのだが、ホッケの刺身を初めて食べた。
ホッケって刺身で食べられるんだ。
お味はホタテのお刺身みたいな感じだった。
甘くてやわくて美味しい。
まぐろの脳天刺も食べた。
めちゃくちゃ美味しかった。
節酒もだいぶ板に付いてきたので、逆にガッツリ呑んでみることに。
グイグイ呑んでみたが、うん、呑めるね。
節制して以前の様なペースで呑めなくなるのではとも思ってたのだが、難なく呑めてしまうな。
泥酔しつつ、二軒目はカラオケへ。
SEIYUで酒類を買い込み、持ち込みOKなまねきねこへ。
私の小腹対策用のパンたちがつまみへと変貌。
よかったよかった。
途中から記憶がパッタリ無い。
全員集合写真も、全く覚えていない。
めっちゃ楽しそう。
どうやって電車に乗ったんだろう。
写真を辿ると、鈴木さんと酒を買って駅前あたりで呑んだ模様。
気が付いた時には、SEIYUのトイレの中だった。
おしりが冷えてしまって目覚める。
長いことケツ丸出しで寝ていたらしい。
久しぶりの大泥酔だなと思った。
SEIYUで値引きお惣菜のヒレカツを買い、ガタガタ震えながら家路に着く。
途中、寒過ぎて何か暖を取ろうと思い、「金曜日のにんにくラーメン」というカップ麺を買って歩きながら食べた。
大泥酔時にのみ発動する、カップラーメン食べ歩き。
倫理観がバグっていなければ出来ない行為である。
にんにくラーメンのお陰でなんとか家まで凍えずに済み、次に気が付いたのはこたつの中であった。
布団に入り直してもう一度爆睡。


久しぶりの大泥酔で気付いた事。
・記憶がなくなる。
・安値センサーは作動しているが食べ物を衝動買いする。
・翌日喉が渇きまくる。腹が減る以外ずっとねむい。
・同じく翌日、英気と無気力が交互に訪れる。


西荻窪のSEIYUでわはは〜とはしゃぎ回っていたのは楽しくて覚えているし多分酔っていないと出来ない行為ではあるのだが、それ以降の記憶がすっぱり無いので、なんだかもったいない気持ちになった。
親戚が集まって嬉しくてはしゃぎ過ぎて疲れて眠って目覚めたらみんな帰っちゃってたみたいな感じ。
年越し寝ちゃって起こしてもらえなかった子供の気持ちにとても近いものがある。
私は酒を呑む事で、子供に還っている節がある。
普段から還ってもええんやで。
気を使い過ぎなんやで。
泥酔おもしろ鈴木ウォッチングも出来ないし、やはり出だしの3杯をゆっくり呑むのが吉な予感。
最初の3杯を節制しつつ呑めれば、以降のペースも摂取量もたかが知れている程度で済む。
結論、大泥酔は、たまーにでいいかな。
シラフで色々思考や気持ちの処理が出来る様になってきた証拠なのかもしれないね。
よしよし、良い調子。
あなたカップ麺食べるか歩くか自撮りするかどれかひとつずつにしなさい、と言いたくなる写真。
楽しかったんなら、良かったね。
ぶんさん、撮影ありがとうございました。
編集大変ですが、何卒宜しくお願い致します。
そんな訳で、ダムダム団PV、完成をお楽しみに。

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