情報をいかに教材にしていけるか。
昨日、少し遅めの朝ごはんを食べながら、地上波のニュースを観ていた。
いわゆるワイドショーという部類の番組で、前日に起きたJRの変電所での火災について報じていた。
専門家がリモートで解説をし、司会者であるニュースキャスターとコメンテーターが見解を述べていく。
火災当時、現場が無人であったことや、過去に起きた変電所でのトラブルを顧みながら、考え得る原因について、
「ねずみなどの小動物が入り込んだ事によるものか、数日前の地震によって目視出来ない損壊が起きていた可能性も捨て切れない。」
とまとめた。
私はその日電車を利用していなかったため被害は無かったし、そんな大変なことがあったのだな、と寝耳に水状態で見聞していた。
なるほどなあ。
現時点で考え得る可能性は、不可抗力的なものばかりで、即ち、誰かやなにかを責める必要が無い、という事であるのだなと思った。
現に電車が止まって不服な思いをしてしまった当事者の方が、その報道を目にして、
「ああ、そういうことだったのか。じゃあしょうがないよね。」
と思えたら、すごく良い事だと思った。
ふざけるな!という頭の熱が冷めたり、生きていくのに必要な仕事が関わっているとはいえ、
「同じく被害を被った駅員さんに、いつ動き出すのだ!?と強く問い詰めてしまって、恥ずかしい事をしてしまったなあ。」
と思うきっかけになったら、それはとても素晴らしいことだろう。
材料やサインはいつだって、どこにだってある。
それを自分が拾えるか、気付けるか否かが一番重要で、だからなるべく、いつでもキャッチできるよう両の手は空けておこう、と思った。
変電所についての問題がなんとなくまとまった後、お次はTHEワイドショーという感じの、芸能関係のスキャンダル。
こういうやりとりがあった、とか、こちら側はこう言っているが、あちらはこう返している、とか、当事者同士でも把握し切れない、知り得ない部分まで活字にまとめられている。
私はこういうものを嬉々として観ないタイプだし、なんなら嫌悪感を覚えてもいた。
でも昨日出会した際、昔からこの類の文化が脈々と続いているという事は、この内容や取り上げ方に対して需要があるということだよな、と思った。
その画面の前には、一体誰がいて、その心の奥には、一体何があるのだろう、と想像してみる。
この番組を作る人だって、それをわかっているはずで、ただ好きだから携わっているわけではなかったりもするのだろう。
「私、この番組キライ。」
ではなく、あれこれ可能性を感じて、客観的に分析できるようになっただけで、ものすごい進歩であるなと思った。
私の中に生まれた余裕がそうさせたのだろう。
変電所の火災とスキャンダル、双方の報じ方の共通項として、"原因を突き止めよう"という根幹があるのかなと思った。
何が原因で、誰のせいでこうなったのかという、責任の在りどころを解明しようというような感触がある気がする。
そこにはほんのりと糾弾のにおいも感じる。
なにか問題が起きた際、後から分析して心を宥めたり、反省して次に活かそうとするのは、何十年も記憶を残しながら生きていく人間にとって、とても重要な行為だと思う。
しかしながら、同じ原因の究明でも、その先の責任や感情のやり場を追求し過ぎるのは、いかがなものかなと思う。
勿論、損害の出た事実があるならば、それなりの対処をしなければならないし、意図していなかったとしても補償や賠償をしなくてはならない場面もある。
けれども、そういった事が必要ではない、言葉に出してもなんにもならない事ならば、いつまでもずるずるだらだらと、あれがよくない、こいつがいけないと言うだけ時間の無駄ではないか。
時間の無駄で済めば、まだ良い。
知らず知らずに過去に縛られ、負の感情を更新し続けていると、そのうちその事実以上の嫌悪や憎悪を自ら創り上げてしまう。
こうなるともうお手上げである。
発散のつもりで愚痴を言ったり、頭にもやもやを浮かべ続けている自分に気付いたら、一旦でいい、今すぐまったく別の思考にシフトした方が良い。
怒ったり不愉快だったりする時間が少しでも少ない方がいいと感じるのであれば、負の感情を育ててはいけない。
「あの人のせいで、いつまでしんどい思いをしなくちゃいけないのだ!」
と憤慨する方も多いと思う。
でも、
「"あの人"の事を嫌い、いつまでも糾弾し続けるのは、私が本当に求めている平和な境地と真逆の、棘だらけのイバラの道を歩んでいる、という事なのだな。」
と、なるべく早く気付いた方が、自身のためだと私は思う。
頭が沸騰しそうでも、案外、一杯のコーヒーや、大好物のコンビニのスイーツで、人間にっこり出来てしまったりする。
その方法ややり方は、私もまだまだ勉強中の練習中です。
図書館に予約していた本を受け取りに行った。
結膜炎がいよいよひどくなってきたため、目医者さんに立ち寄り、目薬と目の周りの塗り薬を戴いた。
ほんのりある痒みを我慢していたので、図書館の化粧室で目薬をさそうと思った。
手を洗うべく、自動で出てくる蛇口に手をかざすと、ピャッと排水口からなにかが飛び退いた。
全長5ミリちょっとの、小さな蜘蛛だった。
私は蜘蛛が大好きで、自宅で見かける度に"蜘蛛ちゃん"と呼んで、ペット同然に可愛がっている。
あぶないよーと声を掛けながら手ですくい上げて、安全地帯まで誘導。
「こんにちは。遊んでたのかな?びっくりさせてしまって、ごめんね。」
と顔を近付けて話し掛ける。
我が家の蜘蛛ちゃんもそうなのだが、彼ら彼女らは、話し掛けると、きちんとこちらを見上げてくれるのだ。
くるりと振り返って、少し上体を起こし、口にある2本の触覚を動かしながら、こちらの様子を窺う。
はて、と聞き終えると、またくるりと向きを変え、ぴょんこぴょんこ跳ねながらどこかへ行ってしまう。
蜘蛛は頭が良いと言うが、恐らく、意思疎通に敏感なのだろう。
さすがに手のひら大の蜘蛛ちゃんはビビるかもだが、人家に住むハエトリグモは大好き。
名前の通り、益虫だもんね。
Facebookで映画のお知らせを見たお知り合いが、めちゃくちゃ昔のお写真をUPして下さった。
2013年11月24日のじゅんじゅん。
偶然なのだろうが、眼がギラギラ。
非常階段のジュンコさんと奇跡のツーショット。
畏れ多いが過ぎる。
Esplendor Geometricoというスペインのバンドさんと非常階段のツーマンライブを観に、六本木スーパーデラックスに行った時のお写真。
前座にゆらゆら帝国のドラムの柴田さんが出ていて、しかも、EGと非常階段とのツーマン。
とんでもないライブであった。
昔からよくして下さっている小柳さんが誘って下さり、すごいバンドらしいぞという知識だけで遊びに伺ったのだった。
今思えば、あんなすごい場所にこんな小娘が紛れ込むなんて、なかなかな事態と思う。
EGのアルトゥーロさんは、ライブ中お客さんにベルトで自分の首を締め上げさせるというパフォーマンスをする方で、この日はなんと私が選ばれた。
爆音の中で絶叫するアルトゥーロさんの首を、興奮しまくった私が全力で締め上げるという地獄絵図。
革のベルトをしっかりと掴みながら、
「私はなにをしているのだろう。」
と思った。
なんだったんだろうか、あれは。
後から聞くところによると、毎回お気に入りの女の子を選出するそうなので、お眼鏡に適ったという事だったみたい。
良かったです。
非常階段も超カッコよくて、ライブ中私も大興奮で叫びまくった。
そのイベントのライブCDが、小柳さんのレーベルから出ています。
勿論、私の叫び声も収録されています。
ノイズの嵐なので、どれがとは明確に示せないですけれども。
めちゃめちゃ楽しかったなあ。
もうワンショット。
打ち上げにも参加させて戴きましたの図。
私は本っ当に、周りの方々に恵まれて生きている。
あの時あの人が居なかったら、あの時ここに行っていなかったら、今の私は存在しないのではないかと思う事が度々ある。
当たり前のようでいて、とんでもない偶然で、そう考えると、私という存在にものすごい量の縁が折り重なって絡まっているのだなと改めて実感する。
ここ最近、ようやく素直に、
「やったー!ありがとーう!!」
と曇りなき眼で言えるようになった。
随分と時間が掛かったけれども、今まで何かして戴いた際、私なんかがともじもじおどおどしていた分、これから、やったー!ありがとーう!!をたくさん返していけたらと思う。
昨日はツイキャスと初めてのインスタライブというのをやりました。
観て下さいました皆様、本当にありがとうございます。
映画の宣伝をしようと思ったのに、配信久し振り過ぎて楽しくて、最後駆け込みでの宣伝になっちゃった。
インスタライブの頃には、大泥酔状態。
馬鹿笑いを続ける私に、にゃんにゃんブーメランの宇宙ちゃんと加藤さんが、
「宣伝宣伝!!」
とコメントをくれる始末。
まったく本当に私ってヤツは。
でも、久々に画面越しに呑んで喋って、すっごく楽しかったです。
何度も言ってくどいかもですが、心の不安が消失したので、配信も120%へっちゃらになった。
以前まで、結構心臓バクバクのおどおどだったのです。
配信翌日に、変なこと言ってなかったかなぁと半泣きになることも、しばしば。
じゃあやらなきゃいいじゃん!って話なのですが、やらなくちゃという不安にも、押し潰されてしまいそうだったんですね。
逃げ場がゼロ。
不安とか恐怖って、本当にこわいですね。
今は超絶心身クリーンなネオじゅんじゅんです。
来週末からの上映会では、ネオじゅんじゅんが陽のオーラ全開でお出迎え致しますよ。
ご予約戴いた皆様、検討して下さっている皆様、行けないけどがんばってねとご連絡くれた皆々様、本当にありがとうございます。
一生懸命、がんばるぞ。
0コメント