ひとつひとつ、丁寧に。

突然の体調不良でのドタキャンがこわいので、ぐぁんさんの舞台のチケットをギリギリまで買わずにいた。
昨日行けそうだなと思って、チケット購入のサイトに飛んだのだが、どうやっても買えない。
お席若干ありますと書いてあるのに、何度やっても、受付終了の文字。
菩薩に借りたDVDが私の手によるとまったく再生出来なかった件に引き続き、メカが苦手というより、メカに嫌われている説が濃厚になってきた。
ぐぁんさんの勇姿は、後日みなさまにお聞きするとします。
キッチンABCのカレー、ちょっと食べてみたかったなあ。


昨日は朝方まで日記に書いた通りの大騒ぎだった訳だが、8時半に目が覚めた。
呑み始めが早かったせいか、二日酔いもたいして酷くなかった為、歯磨きをして部屋のお掃除を開始。
雨も降らない様子だったので、ベッドシーツ類もお洗濯。
机など普段退けないようなものも退けて、念入りに掃除機をかける。

これは写仏をやって学んだ事なのだが、ひとつの所作が終わりきらないうちに次の所作に移ったり、前の所作と次の所作をくっつけてしまうと、事故を起こす確率が高くなる。
写仏で言えば、筆をしっかりと持ち、姿勢を正し、筆先に適した量の墨を含ませ、それを紙の上に置き、向かうべき方向へ引き、筆を引き上げるというのが、一連の手順。
"描く"とひとことで言っても間違いではないのだが、その中にはいくつもの行動が含まれている。
そのひとつを急るだけで、本当にびっくりするくらい、事故る。
例えば、筆の墨の量を確認しなかったがために紙のど真ん中に滴り落ちてしまったり、次の部分を早く描きたいが為に、筆を素早く退けたせいで変にハネてしまったり。
一歩は一歩ずつ完了させるべきで、まずは足元の一歩に集中するべきなのだなと思った。
ああやってしまったな、とひとつ前のミスに気を取られていれば足元の石に気付かず転ぶし、はやく完成させなければと足を早めて焦れば焦るほど、ゴールにたどり着いた時の完成度は低いものになってしまう。
私は普段T字カミソリで体毛を剃るのだが、以前まで頻繁に脚や腕に傷を作っていた。
チクリとした痛みの後に血液がにじんできても、まあいっか、くらいに思っていた。
でも、どうして切れてしまうのかを考えてみたら、写仏と一緒のことだった。
前の列をきちんと剃り終える前か、もしくは最後の数センチのところで、次の列へと出発していたのだ。
上下真逆の力、跳ね返りの動作によって、脚なり腕なりの柔らかな皮膚は、小さく削れてしまう。
そういうことだったのだなと気付いてからは、無駄に身を削ぐ事がなくなった。
勿論たまに切れてしまう事もあるけれど、そういう時は、
「今私は、ひとつひとつの所作に集中出来ない状態なのだな。」
と認識するようにしている。

なにか事故が起きたときに、やっている訓練がある。
例えば、調理中に食材を床へ落としてしまったとする。
その時、笑って拾えるか、あーもう!と眉を顰めてしまうか、その反応によって、自らの余裕度を認識する訓練。
「ああ私は、自分で刻んで落としたたまねぎさんにキレるという、とんでもない行動に出る程余裕がないのだな、今。」
と思うと、なんだか恥ずかしくなるし、途端に冷静になる。
そこで自分の波立った心を、少し平常に戻してあげられる気がしている。
「あらあら。ごめんなさいね、玄関に落ちなくてよかったね。」
とたまねぎによしよしと話しかけるくらいで在りたい。
それもちょっと怖いけども。
結局、事故の元である、動作を重ね合わせたり急いでしまうというのも、元を辿れば余裕の無さが根本にある気がしている。
対話していて、こちらがまだ喋っているところで割り込むように話を被せてくる人がいるが、あれは本当に余裕の無さの表れだなあ、としみじみ感じている。
自分は、相手に話を被せないことで、自ら心の余裕を生み出していこうなあ、とも思う。
単純に、話の腰を折るのって、ちょっと失礼だしね。
マシンガントークな人きらいじゃないし、私も泥酔するとお口が止まらなくなるから、あくまで心掛けていこう、という話です。
掃除機を丁寧にカーペットに沿わせながら、今の私はちゃんと余裕があるぞ、と自分自身と相槌を打ち合った。
突然オニオンリングが食べたくなって、作っちゃいました。
完全に、作りすぎちゃいました。
あとパッと見、イカリングだな。
レシピ通りたまねぎ丸々2個作ったらこの有様だよ。
キッチンスケールの調子が悪くて水が多すぎたけど、とっても美味しくできました。
コンソメと中華だしで調味というちょっと珍しい組み合わせ。
美味しくて、ちょこちょこつまみ食い。
しかし、量を考えないともたれる予感がビンビンした。
さすがにこの量は食べ切れません。
冷凍しておこうっと。
晩ごはん。
オニオンリングで残った衣生地に、おからとラム肉をINしておやき風に。
ラム肉のたれ、甘くてめっちゃおいしいんだよね。
幸せでした。
ビバ、自炊。

友達から相談したいことがあるのだと連絡が来て、1時間ちょっと電話でお話しした。
頼られるというのは嬉しいし、想いや体験を共有できるというのは、喜ばしい事だなあと思う。
少し前から頭の中がとてもクリアになったので、今まで以上に、相談事に対してきちんと、こうではないかな?と提示、提案する事が出来るようになりました。
こんがらがった感情と現状をひとつずつ分解して分析していくのは、自分にとってもすごく為になる練習と感じる。
マッサージの時にも、きっと役に立つと思う。
誰かや何かに対して、より真摯に、澱みなく受け応えが出来るよう、なるべく穏やか且つクリーンな心身でいたいと思う。
昨日は映画の告知で慣れないSNSを操作したり、友達へお誘いのご連絡をしたり、とてもよくがんばった。
心身がクリーンアップされたので、今まで苦手意識が強かった文字での連絡も、全然へっちゃら。
Facebookを見た高校の同級生が連絡をくれて嬉しくて、SNSも悪いところばかりでもないのだなあと思った。
既にチケットを買ってくださった皆様、いこうかなと検討して下さっている皆様、本当にありがとうございます。
がんばります。

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