ランチとJET福袋と中吉。

昨日は姉と新宿御苑で待ち合わせ。
新宿でランチしようという話になったのだが、ゆっくりしたいなと思って御苑前にした。
新宿御苑前駅から歩いてすぐにあるカフェ、ラ・ボエム。
超オシャンなイタリアンのお店なのだが、ランチは1000円前後とリーズナブル。
夜もそこまで高くはない。
映画「君の名は」で出てくるバイト先のモデルになったことで有名らしい。
私は映画を観ていないのだが、姉は見たそう。
入るとまず、天井が高くてびっくりする。
そしてウェイターさんの執事のようなスマート且つ紳士な接客に感銘を受ける。
以前ランチ巡りの好きな後輩が教えてくれたのがキッカケで来店。
2回ほど行った事があるのだが、今回初めて壁側のソファ席に案内された。
少し奥まってBOX席のようになっており、居心地抜群だった。
ランチはパスタ11種ピザ2種から選べて、パンやサラダなどのセットをつけられて、メインメニューに追加トッピングもできる。
豊富なメニューがありがたい。
悩んだ末2人ともボロネーゼを選んで、私はサラダセット、姉はケーキセットにした。
普通盛りよりすこし少なめ。
あまり沢山食べられない私は嬉しい。
たくさん食べる方は+100円で大盛りがおすすめ。
美味しかった。
デートにも女子会にもぴったりなお店なので、新宿周辺で悩んだ際には是非。
平日に行ったせいか、ビジネスマン風の方も多かった。
すぐ横に新宿御苑が見えて、ひとりで来ても気分転換できてとても良いと思います。
ゆっくりランチしてから新宿へ。
丁度目標の15時くらいだった。
今回姉妹で落ち合った最大の目的は、こちら。
ギターウルフの2021年初めワンマンライブである。
前日の夜に姉から電話がきて、
「明日あいてる?ウルフのライブ、いっしょに行かない?^^」
とお誘い戴いた。
姉曰く、今年は10個限定のJET福袋なるものが販売されるとのこと。
ひと袋6960円でロックンロール円。
さすがギターウルフ、そういう所まで抜かり無い。
大当たりにはイギリスの革ブランド、ルイスレザーの革ジャンが入っているという。
1万円しないで革ジャンしかもブランドものって。
いやいやいやいやそれはGETするしかないでしょう。
電話で姉と作戦会議をした。
さすがに開場の2時間半前だったら確実だろうし、着いて10人並んでしまっていたら、逆に諦めがつくもんねと、15時に決定。
ドキドキしながら新宿ロフトの階段を降りると…。
やったー!!一番乗りだあああ!!!
福袋、確定だぁあああああ!!!!!!
革ジャンが当たるかどうかはわからないが、チケットは手に入れたということだ。
2人して大興奮。
30分くらいして1人、それからちらほら並び始めた。
開演まで長い時間だったが、姉とあれこれ話していたらあっという間だった。
1人だったらつらかったと思う。
「そういえばじゅん、昔横浜のビブレに深夜から並んでたよね^^」
と言われて、当時の事を思い出した。

いわゆるロリータ服に興味があったのだが、どれも高価で、ワンセット揃えるなんて無理だったし、そもそも買う勇気も無くどうしたもんかと悩んでいた。
そんな時、ロリータブランドの王道ベイビーザスターズシャインブライトの福袋があるとの情報を入手。
これは、デビューのチャンスでは。
しかし人気ブランドの福袋、そう簡単に手には入るまい。
そんなわけで、自宅での年越し後、電車で横浜へ行き並ぶ事にした。
午前2時頃到着すると、ベイビーの入っている横浜ビブレには既に福袋を買い求める列ができていた。
ひええ。
付き添ってくれた母と共に、開店時間の9時まで並んだのだが、途中、一度帰宅した母が防寒グッズやらホッカイロを持ってきてくれて命拾いをした。
正直、元旦の寒さをなめていた。
苦労の甲斐あって、無事ベイビーの福袋をGET。
ブラウスとスタンダードなワンピース2着、あとはヘッドドレス、つけ袖などの小物だったと思う。
この時のワンピースは今でも持っている。
さすがに鞄や靴などは入っていなかったのでフルセットというわけにはいかなかったのだが、
「じゅんがやっと女の子らしい服を着てくれた!!」
と大喜びの母が、後日お店に同行して買ってくれた。
寛大な母の元に生まれて良かった。

そんなこんなで、開場時間の17時半に。
福袋がどのような形で売られるのか全く分からなかった為、姉も私もそわそわ。
バーゲンセールみたいに物販に飛び付かねばならぬのだろうかなどと考えたら、いてもたってもいられない。
受付でドリンク代を支払うのでそんなに焦らなくても大丈夫なのだが、2時間半待ちして期待も最高潮だった。
ドリンク代を払って、ドリンクチケット代わりのバッヂを受け取り忘れる姉。
その焦り、わかる、わかるぞ、姉よ。
入るとすぐ右手に物販スペースがあった。
福袋はどうやら、先着で1から10までの数字を選ぶようになっているらしい。
一番乗りだった姉は7番にしていた。
二番目の私はというと、いざ好きな番号と聞かれるとスッと出て来ず、どもってしまった。
一生懸命考えて、そうだ誕生月にしよう!と、9番を選んだ。
「9番!ロックンロールですね!」
と言われて、たしかにと思った。
番号の印刷されたシールを受け取って、代金を支払う。
10番までシールが行き渡ったら番号順にお渡しします、とスタッフさん。
その間に、お賽銭箱にお金を入れてジェットおみくじを引く。
さすがJET神社。
QRコードが記載されており、読み取るとまさかのYouTubeを開きますかの文字が。
動画!?動画なのか!!
これはあとでゆっくり確認した方がいいねと、姉と大事に仕舞い込む。
10枚のシールが行き渡り、福袋完売。
番号で呼びます!まだ開けないで下さーい!とスタッフさんが順不同で袋の番号を呼んでくれる。
私の9番も呼ばれたので受け取る。
私の上半身くらいある、意外と大きな袋。
この重さ、革ジャン…ではないな。
ちょっとヘコむ。
でも開けるまでわかんないもんねっ、とドキドキを蘇らせ、JET福袋を握りしめて待つ。
全員に配り終えたところで、
「はい!開けてくださーい!恨みっこなしですよー!」
と言われて各々袋を開ける。
なんか学校の席替えみたいで和むな。
姉とフロアの端に寄って開けてみる。
中を見ると、Tシャツらしきものとポスターらしきもの、あと箱が入っていた。
とりあえず箱を引っ張り出してみる。
なにこれ、エフェクター?
なんやろかと見ていると姉が
「じゅん!それ!ベルトだよ!!!」
とビックリ仰天の顔で言った。
箱を開けると、ぐるっと巻かれた革製のベルトが入っていた。
「当たりだよ!!革ジャンと革ベルトは一個ずつしか入ってないんだよ!!」
と姉に言われて、私もビックリ仰天する。
革ベルトも入ってるんだよ^^と姉から聞いてはいたが、一個だけとは知らなんだ。
やったああああああ。
みんな革ジャンを当てた方のところに群がって見せてもらっていた。
私もベルト見せてくださいと言われた。
本厄だけど、良い事あんじゃん。
こちらが福袋の中身。
ルイスレザーのパスケースも入っていた。
姉は赤色で、色違いのおそろ。
母と姉と行った、2009年日比谷野音ワンマンの宇宙戦艦ラブTシャツが入っていて感慨深い。
このライブDVDに、若かりし私と姉が映り込んでいるのだ。
ベースウルフことGOTZさんのサイン入りピック!
めちゃくちゃ硬い。
ピックだけでもうカッコいい。
ポスター何かなと思ったら、なんと、超絶名盤の狼惑星。
やばいやばいやばい超カッコいい。
新しく刷ったのではない感じなので、どこかで保管されていた物のよう。
私の心の祖、鳥肌実氏のポスターの横に貼りました。
神様が揃った。
なんてこった。
絶対邪気とか寄ってこない。
この部屋はもう最強だ。
[▲ライブ後、歌舞伎町の24時間営業コーヒーショップクールへ。最近では珍しく座席で煙草が吸えるお店。私はホットココアにした。]

肝心のライブだが、最高だった。
ソーシャルディスタンスの為、マスク着用、地面に一定間隔で張られているマークから動かないように見て下さいとライブ前にアナウンスされる。
そうだよなあ。
モッシュやダイブしまくりだったあの頃の世界は、もうしばらく先になるのかな。
1番前の立ち位置を確保し、柵につかまりながら開演を待つ。
フロアの電気が消えると、いつも通り入場SEの仁義なき戦いが流れ出す。
会場に沸き起こる掛け声、狼の形で突き上げられた沢山の腕。
幕が上がると、でかい紙にメンバー3人の影がうつっていた。
すると、セイジさんが突然何かを書き始めた。
カ…賀!?
これは、、、書初めだぁ!!!
向こう側からなので鏡写しで書かなくてはならず、悪戦苦闘するセイジさん。
"賀正"の正の字を書こうとするも、早速間違える。
間違えた線を上から波線でぐしゃぐしゃ訂正するも、訂正になっていない。
逆に目立っちゃってる。
会場からドッと笑い声が上がる。
その後も何度か書き損じ、訂正になっていない訂正を繰り返し、ジェットの小さい"ッ"を書き忘れて「ジェト」になってしまったりしつつ、書初め完成。
本当にお茶目な方だ。
と思ったら、和紙を突き破りセイジさんがお目見え。
やると思った。
ギターウルフは期待を裏切らない。
「みんな良く来てくれたぜ!」
と労いの言葉と共にライブスタート。
聴き馴染んだ爆音に、気付けば身体が動いていた。
柵を掴んでいるのでいくら暴れても場所からズレずに済むのでめちゃくちゃ暴れた。
ソーシャルディスタンスでも暴れられるんだな。
でもスランキーのライブ行ってる時ずっと1人で暴れてたから、ポジショニングズレせずに暴れるの、慣れてるのかもしれない。
どんなスキルだよ。
そんなこんなで、あっという間に汗だくになった。
ギターウルフのライブ恒例、いつもなら選んだフロアの客をステージに上げてセイジさんのエレキギターを託して弾かせるところは予備のギターが用意してあり、客はステージ上ではなくすぐ前のフロアデッドスペースで弾く形にしていた。
ソーシャルだ。
でも、ギターウルフだ。
あきらめない、妥協しない、カッコいい。
期待を絶対に裏切らない。
アンコールは2回。
姉がセイジさんの投げたピックをゲットしていた。
良かったね、姉。
有無を言わさぬカッコよさとはこの事なのだと、毎回思い知らされる。
なお、思う存分暴れ楽しむためスマホはロッカーにぶちこんだので写真は無し。
汗だくでコーヒーショップに入り、姉と福袋の中身を今一度見返したり、余韻に浸った。
ベルトを出して2人でカッコいいねと眺めていたら、裏側にロゴのようなものがあった。
なんやろかと裏返してみたら。
サインだあああああああ!!!!!!
ぎゃああああああああああああ!!!!!!!
2人で顔を見合わせて小さく悲鳴を上げ、ビックリ仰天する。
メンバー全員分のサイン入り革ベルト。
もうこれ生涯家宝決定じゃん。
これ身に着けてたら消えちゃうかな、でも革ジャンのサインは10年経っても消えてないから大丈夫なんじゃ、等と興奮しながら話す。
これ着けてたら冗談抜きで本厄とかブッ飛ぶんじゃないだろうか。
とてつもないエネルギーを感じる。
後で知ったのだが、ベルト本体だけで3万8千円するそう。
ヒェッ。
私はとんでもないものを手に入れてしまった。
盗まれたり落としたりしないよう福袋ごとエコバッグに入れて、大事に抱えて高円寺駅で下車。
エスカレーターを降りたらなんだかカラフルで見覚えのある面々が。
無善寺のまぜさん企画帰りの上野さん、にゃんにゃんブーメラン、ひんでんさん、ぱんだちゃんだった。
ものすごい偶然。
あけましておめでとうございますと少し立ち話をしてバイバイした。
みんなと会えるの、また少し間空きそうだもんなあ。
次の日の朝、例のJETおみくじを見てみることに。
YouTubeを開くと、セイジさんがあけましておめでとうメッセージと共に私の運勢を教えてくれた。
中吉だった。
元旦より良くなっている。
そして最後に、この素晴らしい言葉が画面いっぱいに現れた。
がんばれとかいう無難で無責任な言葉と比にならない程、ものすごくストレートに心にきた。
ギターウルフは私の心の元素みたいな存在だなあ。
セイジさんがライブで、
「今年もたくさん会おう!」
と言っていた。
たくさん会いに行こうと思う。

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