干し肉泥棒。

※画像は下記
かなしい。
私はいま、とてつもなくかなしい。
今朝ゴミ出しに出て戻ってきたら、なにかがおかしい。
そう、丹精込めて作っていた干し肉が、無い。
えっ?ネット切れちゃったかな?と、洗濯機の裏などを見てみるが、見当たらない。
パニック。
なんで!?どうして!?
私のことだから、昨日酔っ払って取り込んだのか?
昨夜の夜食はまさかあの干し肉では!?
色々考えて家中探し回ったけれど、どこにもない。
カラスとか猫かなとも思ったけど、それだったらネットが破れて、肉だけなくなっているはず。
これは…干し肉泥棒だ!!!
ゴクリ。
覚えている人はいないと思うが、前回小分けにした鶏胸肉2キロのうちのひとつを干し肉にするべく仕込みしていたのだ。
うまく作れたら日記に載せようるんるん♪と思っていた。
この頃の私は、干し肉を泥棒されるなんて微塵も思っていなかった。
悔しくて悲しくてやりきれないので、私の汗と涙の工程を認めておく。

まずお肉をソミュール液というのに漬けます。
濃度の高い液に漬けることで、余分な水分が抜けて味も付けられる。
塩と砂糖と、今回はめんつゆにしてみた。
まずこれで1週間寝かせる。
冷蔵庫の中で、ひっくり返したりしながら、1週間。
どきどきわくわくの1週間。(恨み節)
水につけて時々替えながら、塩抜き。
余分な塩を抜く作業。
30分くらい。
塩抜きが終わったら、燻製にします。
ダイソーで買ったスモークチップ。
蓋付きの鍋があれば手軽にできるのでおすすめです。
ただし、しばらく部屋がスモーキーになる。
私は圧力鍋で作ります。
アルミホイルの上にスモークチップをのせて鍋底へ。
汁が垂れるので、上にアルミホイルを軽く乗せる。
中カゴをセットして、鶏肉を載せ、蓋をして弱火。
良い色。
もうこのまま焼いて食べたい。
この時点で30分くらい。
時々、スモークチップの様子をみながらひたすらモクモク。
ひっくり返したりもする。
中カゴの底の穴ぽこの柄に焼けてしまった。
集合体恐怖症の人は、絵的にキツいかもしれない。
私もあるけど、これは割と大きいので大丈夫だった。
おかあさんのスカートの柄みたいねっ。
冷めると燻製の香りが立つので、15分ずつを2日に分けて、2時間くらい。
すごく良い色とかおり。
このままスモークチキンとして焼いて食べても良いのですが、今回は完全干し肉を作りたくて仕込んだので、我慢。
ネットに入れて、吊るします。
この時点では中まで火が通っていない。
菌が繁殖するには水が必要で、逆に言えば水分量が一定に達さず塩分量も満たしていれば、菌が住めないのでそのまま食べても問題ないという理論。
焼いて熱で殺すか、水分を蒸発させて住めなくさせるか、ということ。
3ヶ月から半年もすれば、カピカピになるらしい。
…らしかった。

なんで…。
コマ結びにしてあって、結構がんばらないと外せないから、ヒト以外に犯人居ないと思うんだけど…。
隣の紫蘇、取ったからか。
紫蘇の精が私を裁きに来たのだろうか。
Twitterで拡散しても、戻ってこないやつやん。
もう食べられてるやん。
かなしみ。

盗んだひとへ。
どうか生で食べないで、ちゃんと煮るなり焼くなりしてくださいね。
それ、まだ未完成なんで。
生で食べたら、おなかを壊してしまいますよ。
悲しみがすごくて電気付けずに暗闇半身浴。
でも干し肉泥棒ってかなりなワードセンスだなとか思っている。
絶対美味だから、味の感想くらい書いて絵手紙とか送って戴きたい。
そしたら冥利に尽きるのに。
今日のライブはトリです。
鶏だけに。
なにうまいこと言ってんの。
ライブ、がんばってきます。
ぐすんぐすん。

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