あん肝
昨日仕込みしたもう一品はあん肝でした。
鮭の白子と並んで、個人的にベストオブ秋の味覚。
最and高ですね。
これを肴に、熱燗をですね。
おわかりいただけますね。
"定価で買わない"でお馴染みの私。
ぶりかまと併せても320+税。
値段と品の質に、非常にときめきます。至福。
多少の自覚はあったけど、こう連日値引き品を載せていくと、寧ろ賛称に値するレベルではないかと思う。言い過ぎか。
あん肝は水と一緒にボウルに入れて、洗いつつ筋と薄皮を取っていく。
ぼろぼろになるけどあまり気にしなくて良し。
しかし、几帳面が過ぎる私にはかなり神経を使う。THE完璧主義。
今回は自分で食べるだけだし、大きい筋を取るくらいで済ませた。
余計な部分を取ったら、塩と日本酒をかけてしばらく置き、臭みを取る。上の図がそれ。
日本酒、このまま呑みたいわ、と思いながらふりかける。我慢。
大きめに切ったラップの上にあん肝を乗せる。
薄皮めっちゃ残ってる〜。肝の原型留めてる〜。
下処理ちょっと雑過ぎたかな。
ここまで来たら気にせずいっちゃおう。
キャンディー状にまとめて、このままアルミホイルで同じようにキャンディー包みに。
沸騰させたお湯に入れて、再度沸騰したら火を止めて冷めるまで待つ。
これだけ。
下処理がちょっと面倒なだけ。
うわあ。隙間が。
もっときちんと薄皮剥がしとかすると、もっとミチっとします。魚肉ソーセージみたいにカッチリ。
自分用だから気にしない気にしない。
じゃじゃん!
良い色してますねえ。
オレンジと肌色のコントラストがたまらない。
遅めの朝ごはん。
玄米、目玉焼き、お味噌汁、キャベツとわかめのサラダ、バナナ。
そしてあん肝。
朝からあん肝食べる人。
これは試食会です。(言い訳)
ちなみに私は酸っぱいものが苦手なので、ポン酢もあまり得意でなくて。
あん肝はこのまま食べちゃう派。
もう少し下処理の塩多めでも良かったかなあ。
とはいえ、あん肝の吸い込んだ海のかほりが鼻の奥に広がって。嗚呼、良きです。
目を閉じると富嶽三十六景のザッパーンが見えそう。あそこにあんこうはいないだろうが。
雑と思われた薄皮は全然気にならなかった。今度からこのくらいでいこう。
今日もしみじみ、日本に生まれてよかった。
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