2021.11.27.中村アリーVSじゅんじゅんツーマンライブ

アリーちゃんとじゅんじゅんツーマンでした。
ご来場の皆様、菩薩そして無善寺、そしてそして中村アリーちゃん!
本当に本当に、ありがとうございました!!!


*セットリスト*
1.コーヒー
2.ドロップアウト
3.古本
4.愛Don't Cry?
5.真実

1.瞑目
2.架空の通信簿
3.月は今夜も
4.有楽町でまた会おう

*アンコールスペシャルコラボ*
スタンガン with 中村アリーちゃん


めずらしく、事前にセットリストを決めて挑んだのだが、やっぱしこっちの曲やりたいなと変更。
そう、人生は、決めては改め、軌道修正の繰り返しなのである。
私の中ではライトめな曲から始めて、中盤は代名詞的ヘビーな曲、最後は少しずつ前を向けるようにと、新曲『有楽町でまた会おう』を演りました。
ようやく、じゅんじゅん組曲の全体像があきらかになってきたのだなあ、と感じています。
ひとまずではあるけれど、起承転結の結がうっすらと浮かび上がってきた。
転の深さと長さの影がとってもおおきかったようにも思えるけれど、遅い早いは、関係のない話であるからね。
ここまでのぜんぶがうれしいし、これからのすべてがたのしみでたのしみで、仕方がない。
自分の中になだれ込んできたさまざまな粒子が、細胞を揺らして震わしてくれているのを、実感をもって感じられるようになって、ああ、ようやく会得できたのだねと頭を撫でる。
よくがんばりました。
本当にありがとう。
みんなみんな、ありがとう。
中村アリーちゃん。
私が、11月27日はアリーちゃんのお誕生日という謎の勘違いをして、入りしてきたアリーちゃんにお花をプレゼント。
「今日、誕生日じゃないんだけど。」
と、言い辛そうに苦笑いをするアリーちゃん。
菩薩がうしろで大爆笑しながら、本当はいつなの?と聞いて、3月という返答でまた大爆笑。
めちゃくちゃ恥ずかしいし失礼きわまりないのだが、一周まわっておもしろ過ぎた。
私の脳味噌はもう、アルコールに侵されてしまったのでしょうか。
わらったわあ。
でも嬉しいー!と笑顔で受け取ってくれた、アリーちゃん。
トテモやさしい。
私のまわりには、寛大で慈悲にあふれた方しかいない。
ありがたいことである。

スタンガンの初合わせリハを無事終え、ゆるゆる準備。
「ホットパンツ持ってきたんだけどやめとこ!」
とアリーちゃん。
聞けば、じゅんじゅんとのツーマンだから、じゅんじゅんの代名詞であるホットパンツで挑もうと持参してくれたのだという。
しかも、わざわざ黒タイツも買い揃えてくれた。
最高かな。
菩薩とふたりで、履いて履いて履いてー!と激攻めして、ご着用戴くことに成功。
めっちゃ似合うし、いつものアリーちゃんとは違ったカッコ良さとセクシーさ。
こういうの、すんごい嬉しいよなあ。
のどが枯れ気味だったのでのど飴を買ってくるねと、開場5分前に一度外出。
下でオープン待ちをして下さっているお客様もいらして、その時点で胸がいっぱいでした。
のど飴代わりのミンティアと黒ラベルとチーズ煎餅を買って、すこしだけ高円寺の路地裏をおさんぽ。
いい感じに暗くなったおかげで、ショーウィンドウが鏡になっていた。
なんだか嬉しくてすこし跳ねてみた。
最近、急いでいないのに、うれしくてうれしくて駆け出すことが多々ある。
感じたことをスッと出せるのは、身体にも心にも良い兆候なのだ。
チーズ煎餅をひとつ食べ缶ビールを呑み干し、無善寺へ戻った。
既にお客様が数名いらしていて、歓喜。
持ち寄ったお菓子を広げ、菩薩監督の新作、アリーちゃん主演の映画『コートハウス』を鑑賞。
アリーちゃんがおうちでラジオ収録する様子など、彼女の日常生活をとらえた作品でした。
ラジオの最後、番組名を元気いっぱい述べて、また来週〜!と言った後、録音停止ボタンを押した直後のアリーちゃんが一気に無の表情になるのが個人的にめちゃくちゃツボだった。
人前にいるときと、ひとりのときとのギャップって、あるよねえ。
すごく愛おしいとおもいました。
第二回目の今回は、アリーちゃん先攻でした。
相変わらず、手練れた演奏と唄で、一気に無善寺の空気をもっていってくれた。
前回は正直、私の人見知りというか緊張やソワソワがすごくて、どこかうわついている感じでなんとかやり切ったのだが、今回は全然そんなことがなかった。
どっしりとした安心感と高揚感に包まれて幸せな時間でした。
私のことを心配してくれている菩薩から、
「じゅんじゅんはビール3本までね。」
と、節酒宣言を受けたが、実は呑まなくてもわりと大丈夫な人間なので、トータルで2本だけ呑みました。
終わってから呑みに行けばいいでしょ!と菩薩に言われて、たしかに!と思った。
またひとつ、大人になってしまったぞ。

MCでも話したが、アリーちゃんは、自分ときちんと向き合い、削り、燃やして唄をうたっている人で、私もどこかその気があって。
だからこそ、会っていない時間がいくら長かろうが、笑顔で信頼できるんだよねとあらためて思いました。
2回目の最初に、ギターの音がちいさいなあと言って歌い出したアリーちゃん、実はギターに挿すシールドが抜けていたというお茶目なドジを踏んでいて、彼女のことがより大好きになりました。
私のお誕生日ボケと、おあいこだね。
終演後の記念撮影タイム。
どこか孤高で、独自の世界を大切にしている方なのに、じゅんじゅんと対バンだからとホットパンツを持ってきて履いてくれたり、こんなおちゃらけたポージングをしてくれたり。
彼女の強くもしなやかな魅力は、そういう部分にも表れているのだなあと、ひしと感じました。
私も、願わくば、彼女のように、ゆるやかな川のような、強くうねる秋風のような、そんな人間でありたい。

ツーマンライブ、最高に楽しかったです。
行けないけれどと応援してくださった方々も、本当にありがとう。
皆様の温かな想いのおかげで、私は今日も明後日も、唄を紡いでゆくことができるのだとおもいます。
アリーちゃんとのツーマン、次回は来年春頃を予定しています。
「じゅんじゅんには、定期的に会わなくちゃね。」
とアリーちゃんに言われ、激しく同感。
これからも、きちんと前を向いて、たまの再会の時には、喜びに任せてハイタッチをして。
たくさんわらって、生きていこう。
ありがとう。

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