横浜トリエンナーレ2020

[横浜美術館エントランスにてニックケイヴのインスタレーション作品。フォトジェニックな景観に写真を構える人が多く見られた。]
横浜トリエンナーレが10月11日迄との事で行って参った。
横浜トリエンナーレとは、2001年から始まった現代アートの国際展。
3年に1度、横浜美術館をメインにみなとみらい周辺の色々な会場で展示が行われる。
来場者は横浜の街を練り歩きながら展示会場を回っていく。
どれも先鋭のアーティスト、しかもかなりの作品数が展示される。

私は東京造形大学という美術大学の美術学科絵画科を卒業している。
とはいえ芸術に対して勤勉な方では無かった為、作家や芸術史などの知識は無い。
当時は人数が多く場所取り合戦になるアトリエが苦手でふらふら校内を散歩したり、
音楽サークルに入部すると部室に入り浸り、スキットル(蒸留酒を入れて携帯する金属の小型のボトル。ハードボイルド映画などで登場するアレ。)に入れてきたウイスキーを呑んでへらへらし、
いざ作品を作った!と言い出したと思えば、出来たばかりの新校舎の床に墨をぶちまけるパフォーマンスをして叱られる等々、
教授からもあまり良い目で見られていなかった。
それでも私のかけがえのない5年間だった。(留年しよってからに。)
やりたい放題という意味では、今とやっている事は変わらない。

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[プロット48南棟2階のエレナノックスの展示。女子トイレがトイレとしてではなく展示場となっていた。勿論男性も見ることができる。]

で。
私は現代アートというものがよくわからない。
そんなこと言ったら5年間享受して下さった皆々様に張り手を喰らうかもしれんが、わかんないものはわかんない。
でもわかんないものはわかんなくていいのです。
どんな作品も、なんか良いとか、なんか好きとか、そんなんで全然良いと思う。
小難しい事はお偉い先生方にお任せして、
「なんかへんちくりんだな!」
と鑑賞していいのだ。
美術に触れようとするその姿勢自体が、新しい世界に、即ち新しい自分に触れてみようという心が、もう豊かになる素質を備えているのだと思う。
それこそが芸術の存在意義の一つと私は思っている。
[プロット48北棟1階、オスカーサンティランの作品。宇宙飛行士のニールアームストロングが吐き捨てたガムがあって、そこからDNAを採取し植物と融合させる。その植物はいずれ宇宙空間へ運び植えられ、彼は再び宇宙へ帰ることだろうみたいな作品。1番好きだったかも。]
[横浜美術館3階ロバートアンドリューの作品。マシンが取り付けられていて、定期的に移動し水?を吐き出す。その度に画面のインクが滴り落ち変化してゆく。]
[横浜美術館3階岩井優の作品。"マスクを外さないで!" "息苦しくなっても外してはいけません。"等まさにこの時世を反映している。]
[横浜美術館3階エヴァファブレガスの作品。実際に座って体験できる。ぽよんぽよん心地よくて家に欲しいと思った。]
コロナウイルス対策で消毒やマスクの着用は勿論、体験型の作品は、ヘッドホンの使い捨てカバーを毎回変えたり、様式が変わっていた。
それでも体験型の作品が展示できるというのは、驚いたし、まだ全然自由は残されているなと感じた。
ライブハウスも、制限はあるけれど実際のライブを出来るようになってきた。
共存というには簡単過ぎるが、それなりにやっていける希望はあると思う。
ただ、私は作品を観るのに人より時間を要する人間なので、移動先の入場時間の指定は少し窮屈に感じた。
入場制限の関係上仕方の無い事なのかもしれないが。
帰りに立ち寄った山下公園。
久々の作品の嵐で、頭も心もパンクしそう。
横浜トリエンナーレは今週日曜日迄。
タイミングの合う方は是非。
今回会わなくても、3年後、是非。
なかなかの面白体験ができるはず。
今年はバーチャルでの閲覧もできるようです。
私も今日のことを思い出しつつ、バーチャル体験しようかな。

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