なめらか卵のオムライス
昨日というか今朝方まで毛糸をほぐしていた私。
眠気も去ること乍ら、空腹にも耐えていた私。
というかいつも寝る前に考えるのは、明日の朝ごはん何食べようかな、である。
和食より洋食気分だな、冷蔵庫にあれがあるからサラダにして、副菜はどうしようかな等々献立を考えながら眠りに落ちる。
食いしん坊万歳。
そしてふと、オムライス食べたいなと思った。
基本的にワンプレートや丼モノより、小鉢に分かれている方が好きなのだけど、たまに食べたくもなる。
起きたらオムライス、起きたらオムライス、と心で唱えながら就寝。
少し遅めに目覚め、ゴミ出し。
と思ったらコンロが汚れてるのが気になりお掃除。
毛糸染めの為に買ったゴム手袋が大活躍。
ゴム手袋して掃除すると全然楽勝じゃん。
なんでいままで持ってなかったのだろう。
ザックリだけどピカピカになってうれしい。
ついでにお風呂の排水口もお掃除。
掃除や片付けは、思い立ったら止まらない。
一通り綺麗にして、ようやくゴミを出す。
晴れているので洗濯機も回す。
そしてレッツオムライス。
カレーメンバーで配信した時、お料理の仕方は人によって千差万別だなあと改めて思った。
特に具材の切り方が、本当に違う。
配信の時にちょこっと話した、私のたまねぎの切り方。
茶色い皮の部分を剥いて、水で洗う。
まず底。
根の部分に包丁の先を差し込む。
包丁ではなくたまねぎを回してくり抜く。
じゃん。
我ながら、食べられるものは食べ尽くしてやる精神が伺える切り方。
上の部分も同じく。
これで無駄無く食べられる。
この切り方するときは、絶対に包丁を動かさないこと。
以前、急いでいて包丁に力を入れてしまい、左手親指をザックリ切った事がある。未だに傷跡が残ってる。
お料理は落ち着いて作業しないと、絶対駄目。
微塵切りにしたたまねぎはレンジで1分チンしてバターと炒める。
レンチンすると火の通りが早いです。
ピーマンとソーセージと炒めて、火が通ったらごはんIN。
我が家はいつも通り玄米。
ケチャップを入れて炒めて、中身は完成。
お皿に出しておく。
いつもは半熟オムレツを作って、アーモンド型に盛ったケチャップライスの上に乗せ切り開く方式なのだけど、今日は折角なので基本のレシピを調べてチャレンジ。
卵は料理の基本と言いますし。
極めたいですよね。
泡立て器でよく溶いた卵に塩胡椒でさらによく混ぜる。
そのあと卵をザルで濾す。
カラザと呼ばれる筋的な部分を取り除き、なめらかに仕上げる為。
ああ…カラザ。
捨ててしまうんか。(いつも食べる。)
私の中のもったいない精神がザワザワしたけど、精度の高い料理に犠牲は付き物。
ええいままよと濾す。
なめらか。
プリン作りの時も濾しますね。
茶碗蒸しも同じく。
そして重要な焼きパート。
中火で揺らしてかき混ぜながら半熟になるまでと書いてたけどあっという間に固まってしまい、微妙にスクランブルにならなかった。
ひー。
しかも穴空いた。ショック。
手早く作業するの苦手なんや。
だから煮物とかが大好きなんや。
ひとり、ぶつぶつ言い訳をする。
このフライパンを濡れ布巾の上に置いて、先程のケチャップライスを真ん中に乗せる。
フライパンの端をうまく使って、弱火にかけながら形を整える。
お皿を傾けてゆっくり移す。
わあーーーーー!!すごーい!!
トゥルンとしている!!!
洋食屋さんみたいな仕上がり。
途中駄目かもしれないと思いつつ、がんばった甲斐があった。
やるやん。できる子やん。
昔の私なら穴空いちゃった時点で、ちゃんと出来ない自分への怒りと悲しみでフライパンごとひっくり返していたと思う。
ものすごく0か100かみたいな性格をしている。
程良く、テキトーになる努力をし始めたのは、つい最近のこと。
変えようの無い自分の性分をあれこれ煽てて、コントロールして、これは一生続くんだろうな。
その先にはきっと、ほんの少しの生きやすさが待っている、のだとおもう。
なにも気にせず生きられるのが、一番生き易いんだろうけども。
大根を短冊切りにしてだしの素とマヨネーズを和えてサラダに。わかめを乗せてごまをかけて完成。
大根のマヨ和えは10年近く作ってる。
ドレッシング要らずでとても美味しい。
何を書けばいいのかわからず日付と天気を書いた。
これ書いた直後に曇り出した。
神様、なんでや。
言うまでもなく、美味で御座居ました。
一手間でこんなに違うのか。感動。
これでまたひとつ、お料理スキルがアップした。
洗濯物を取りに出たらお隣さんとバッタリ。
すごく優しい隣人さん。
以前、キッチン上の電気のカバーがうまくはまらないとの事で伺って直したら、お礼にと美味しい鮭を下さった。
食べ物を下さるなんて、神に等しい。
たまに夜中までドンチャン呑んで、すみません。
ベリーダンス練習して、すみません。
「あら!少し痩せられたかしら!?会う度綺麗になっていくから、次会った時わからないかもしれないわ!」
と、お世辞でも嬉しいお言葉を掛けて下さった。
部屋着で、お恥ずかしい。
前髪クリップで留めたままで、お恥ずかしい。
熱海で買いそびれてしまったけれど、次どこかへ出掛けたらお土産を買ってきて、いつもありがとうございますと差し上げようと心に誓うのであった。
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