J:COM開通と騒音苦情。

今日あたりにはJ:COM契約の新しいSIMカードが宅急便で届くとの事だった。
午前中配達の指定はしておいたので、おうちでソワソワ待つ。
13時からはWiFiのルーターなどを設置してもらう予定があったので、昼間は外出を諦めて家で過ごした。
が、なかなか宅急便が来ない。
11時も過ぎた頃、念のためポストを見に行った。
昔大学の後輩が、ピンポンせずに不在票を入れて帰られる事が多かった為、待ち伏せして不在票が入れられた瞬間にドアを開けて配達のお兄さんを問い詰めたという話をしていた。
なにもそこまでしなくてもいいのではと思ったが、なんでもネットで買う奴だったので、余計にイラついていたのだろう。
アメリカのコメディドラマ、『フルハウス』のDVD BOXを買ったと言って喜んでいるような奴だった。
金が無いと嘆くのはその衝動買い癖のせいではと思ったが、幸せは人それぞれ、それに伴う苦労も人それぞれなので黙っておいた。
そんな事を思い出しつつ、ポストを開けてみると、綺麗に折られた紙が一通。
封がされているわけでもないし、宛名も書かれていないが、パッと見チラシでもなさそうである。
はてなんだろうと思い、開きながら自宅玄関に戻った。
これが、なんと。
生活騒音についての、大家さんからのお達し。
"近隣より夜間及び早朝の騒音について苦情が出ています"、とある。
いくつかの項目に分かれて、注意点が書かれていた。
主に、午後10時から早朝にかけての生活音などに気をつけてくださいとの事。
その中に、
「楽器の演奏はお控え下さい」
と明記してある。
あれだ。
配信で泥酔して、弾き語りした時だ。
誠に申し訳ございませんでしたああああ!!!!!
「ご友人が宿泊される際の声量等に注意下さい」
とも明確に記されている。
ついこの間、宅呑みしたわ。
本当に本当に本当にすみません申し訳ありませんこの私がアンポンタンのせいですすみません。
ショックな気持ちと、そうですよねという気持ちが入り混じり、半笑いで部屋に戻る。
こんな時、どんな顔したらいいのか分からない。
今までの人生で一度も、こういうの言われたことないもんなあ。
次の更新、できるかなあ。
その前に、追い出されるかなあ。
今のおうちがめちゃくちゃ気に入っているため、もう気が気でない。
1ヶ月くらい前に戻って、酔っ払って
「宅呑みしようぜー!!」
等と宣っている私にエルボー喰らわしてやりたい気分。
どうしよう。
アパートの各ポストに、
「わたしがやりました。申し訳ありませんでした。もう二度としないと誓います。○○号室 大山」
とお手紙を認めるべきだろうか。
悶々としつつ、SIMカードは到着しないまま気付けば午後になっていた。

14時前、J:COMのエンジニアの方が到着。
諸々配線などを繋げて、初期設定も済ませて下さった。
うちにはテレビがない。
のだが、実は以前、映画の撮影の際に小道具で使った小野さんの小型テレビをそのまま譲り受けたのが押し入れに入っていた。
「最新とかじゃないですけど、地デジのアンテナを繋げば見れますよ。」
と小野さんが下さったのだが、中学生くらいからテレビを見ない生活をしてきたので、結局仕舞い込んだまま今日に至る感じであった。
DVDプレイヤーだけ謎に持っていたので、何度か映画を見るのに引っ張り出したっきり。
ついつい見ちゃうからあんまりテレビを常設したくないんですけど、とエンジニアさんに言ってみたが、初期設定の際にテレビのモニターが必要らしい。
メカの事はてんでわからんちんで、いやはやお恥ずかしいなっと押し入れからテレビを引っ張り出す。
操作が多少難航したが、なんとか設定完了。
すぐにNHKが映り、画面の向こうではオリンピックのなんとかバイクの競技が繰り広げられているところだった。
すげえ。
色のついた映像だ。
スマホでは見慣れているが、テレビの画面で見ると、なんとも言えない不思議な気持ちになった。
普通は逆だろうし、なんならどちらも違和感なんてないのだろうけれど。
たまに電気屋さんのテレビコーナーで、バカでかい上に4K8Kだのという超高画質を見かけると、本当にクラクラする。
あれは、人間の通常の眼球の感度を超越しているからなんだろう。
野鳥の羽の1枚1枚の質感に、ゾッとする時さえある。
全部が、どこまでも見えてしまうって、こわいことなんだなあ。
あんなのを毎日見ていたら、脳味噌がバグりそうだわ。
共感覚者の方とか、ドラッグとかってああいう感じに近いものがあるのかなあ。
人間の能力の限界を突き抜けたら、キャパオーバーにもなるよなあ。
私は恐らく、超高画質ドデカテレビとは無縁の一生を送ると思う。


全てのセッティングが完了し、ある程度リモコンの操作方法を教わる。
画面の操作ひとつで有料の動画や番組も買えちゃうそうで、こりゃ気をつけねばと思った。
追加料金は勘弁だわ。
契約のサインをしたのち、番組表や設定の詳しい説明書などをどっさり戴いた。
すごくない?
今の世の中のテレビって、こんなに番組数多いの?
地デジとBSって、なにがちがうの。
大昔に私が見ていた番組たちは、どれに当たるの。
もう疑問とハテナだらけ。
エンジニアさんにありがとうございますを言ってお見送り、とりあえずリモコンをいじってみる。
私の家は、ケーブルテレビという特別チャンネルも無料で多く見れるということで、早速念願のアニマルチャンネルを選択。
可愛いネコちゃんの映像を延々と見る幸せな生活が、ようやくこの手に。
と思ったら、その時間は恐竜の特集だったらしく、首の長い草食動物のCGが流れ出した。
ずっとネコちゃんじゃ、ないんか。
しょんぼり。
世の中そんなに簡単じゃないよね。
幸せってね。
しばらく番組表とにらめっこしてみたが、慣れない紙面と文字の羅列に疲弊し、今日のところは断念。
ジャパネットタカタの炊飯器のプレゼンを眺めるに止まりました。
ハードディスクも無料でついてきて、これがあれば百何時間分予約し放題らしい。
そんなん、全部見終えるまで何年かかるんだ。
果たして、十数年振りのテレビジョン文化、うまく使いこなせるのでしょうか。
乞うご期待。


慣れない事ばかりだった為ベッドでぐったりしていると、玄関をノックする音が。
気のせいかなと思ったが、たしかにノック音がする。
宅急便かな。
いや、宅急便の人だったら、ピンポンするだろ。
ということは、まさか、先程の騒音案件で、大家さんが直々にいらしたのか。
あわててホットパンツを履いて、玄関を開ける。
こうなったら全力で懺悔し、今後の行動をもって、誠意を示していくしか道はない。
すみませんでした!!のすの字に口をスタンバイしていたのだが、玄関に来ていたのはお隣さんだった。
まさか。
お隣さんが、うるさくて連絡したんですが、という逆直談判展開では。
お隣さんが突然すみませんねと仰りながら、先程の騒音の紙を持って話し始めた。
あわあわしながら、すみませんうるさくしてしまって本当に申し訳ないですと畳み掛けたが、どうも様子がおかしい。
よくよくお聞きしたところ、この騒音の指摘、どうやら他の階の方の事らしいのだ。
お隣さんが、大家さんに直接伺って話を聞いて来て下さったという。
私が自分では?と気にしているんじゃないかと心配して、わざわざ伝えに来て下さったそう。
えぇ。
なんということでしょうか。
優しい世界以外のなにものでもないわ。
「お隣のお嬢さんはとても良い方で、仲良くさせて戴いているんですよって話してきたのよ。」
と、大家さんへのお気遣いまでして下さったという。
私たちじゃないから安心してねとこっそり笑って言って帰っていかれた。
もうこのおうち、一生住みたい。
お隣さん、ずっとお隣さんでいて欲しい。
女神様か。
昼間の心の翳りが嘘のように晴れ晴れとした。
人の優しさで、人は生きていけるんだな。
私ももっと、人に優しい人でありたい。
今回の件が自分ではなかったにせよ、最近ちょっと酔いに任せてはしゃぎ過ぎであったなと非常に反省した。
18時以降の、泥酔宅呑み会禁止令。
いや、宅呑み会禁止だな。
昼呑みだけ許可だわ。
そんなの滅多にないけどね。
泥酔配信は、21時半までのルールを可決しました。
22時以降は、騒音、だめ、ぜったい。
この家に住み続けたくば、きちんとせねば。
郷に従えですわ。
超反省。
ちゃんとしよう。
環境含め、こんなに恵まれたおうち、他にないもの。
お隣さんのお心配りにより少し元気になった。
今日は一歩も出掛けていなかったし、お散歩がてら銭湯小杉湯へ。
梅とお酒の変わり湯があって、どちらも香りがよくリフレッシュできた。
はあ。
このお湯を経て、私は生まれ変わるのだ。
ネオじゅんじゅん。
夜中に自宅でドンチャン騒ぎする旧じゅんじゅんは、今日で卒業するのだ。
騒ぐなら、時と場所を選んでね。
またひとつ大人になりました。
32歳まであと1ヶ月ちょいだもんね。
ちゃんとするやぞ。
帰宅後、お腹が空いたのでそうめんを茹でた。
好きなメーカーの納豆を見つけたので食べようと思い買ってきたが、そうめんでお腹いっぱいになり、食べるに至らず。
明日また食べるとする。
今日はいろんな事があって、1日の中で一喜一憂した。
一憂一喜か。
WiFiはスマホで使ってみている限り、かなり好感触。
やったあ。
これで配信も途切れないはず。
パソコンのネット設定やテレビの録画のやり方などは、明日チャレンジすることにします。
パラパラ雨が降り出した。
台風がひどくならないといいなあ。
おやすみなさい。

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