豚肉のカレーに天かすをかけるとカツカレーになる大発明をした。

昨日から大家さんが、裏庭のお手入れをされている。
私のアパートのベランダは、大家さんの裏庭と繋がっている。
無理をしない限り、人が入ってはこれない構造だ。
向かいが隣のおうちの塀だからと気を抜いていると、ごくたまにお隣さんや大家さんが居る気配を感じてビビる。
年に数回あるかないかなのだが、無職で家にいる率が高いので出会す機会も増えたのだろう。
以前ならば、物音を立てずに布団に縮こまっていた。
無職で家にいるのが申し訳ないし、仕事を辞めたことも伝えていないので、なんだか不法滞在者のような心持ちだった。
勿論、家賃は一度も遅れずに振り込んでいる。
でも出掛ける時偶然大家さんにお会いして、
「いってらっしゃい。」
とにこやかに声を掛けて戴く度に、
「いってきます〜。」
と返すと同時に、"勤労とは無縁のどこかへ"と心の中で補足し懺悔するのであった。
「あらこんにちは、裏庭のお手入れありがとうございます。」
とにこやかにお声掛け出来たらどんなに良い事だろう。
がんばってみようと思う時もあるが、噛むかどもるかの未来しか見えずいつも断念する。
今回は、裏庭に隣接している部屋ではなく、反対のキッチンでお料理をすることで難を逃れた。
布団の中でビクビクしながら、まだかなトイレ行きたいなと思っていた頃と比べたら、だいぶ普通に近付いたのではないだろうか。
普通がなんだかは分からないが、自分がちょっと普通じゃないのだけは分かっている。
そういう時は以前つはるちゃんに言われた、
「じゅんじゅんさん、考え過ぎですよ。」
という言葉が頭の中でリフレインする。
そう、私は、少々考え過ぎる節がある。
だから酒を呑んでアホになるくらいがちょうどよいのだ。
願わくば酒を呑まずとも、最低限怯えずに、普通に近付いていきたいと思う。
ブッダは苦しみから逃れる為に苦行に専念し、後に行き過ぎたそれが無意味だと気付いて真逆とも思える瞑想をして悟りを開いたという。
擬えるには畏れ多いが、私は幼少期から、懺悔や謙譲の意識がものすごい。
無意識的に自分を貶める癖がある。
前世が罪人だったのだろうか。
特に悪しき行いをせずとも、私は罰せられるべきだ、贖罪をしてようやく人である事が赦されるのだ、だから誰かのためになりたい、とばかり思う。
中学一年で働ける場所はないか必死で調べていたし、献血にも早く行きたかった。
そういう思考が行き過ぎて、誰かのためにならないのならば自分には何の価値も無いどころか二酸化炭素排出機として温暖化に加担する現代の悪しき生物だ、と明確に思っていた。
そう。
私は、考え過ぎる節がある。
他人の言動や行動に傷付いたり驚いたりしてしまうのは仕方ないにしても、無意識のうちに自分で自分を虐め倒す思考回路は断っていこうと思っている。
否、苦行。
YES、瞑想。
目指すは心温かな世界。
生きててえらい。
二酸化炭素排出して、いい。
今月の食費が1万円を超えてしまった。
でもどうしても食べたかったんだ、業務スーパーのキムチが。
ひと口食べて、あーっ!買って良かった美味しいと思った。
今日も元気だキムチがうまい、ってね。
食べたいものが食べられる喜び。
幸せである。
とはいえ大幅には超過せずに済みそう。
ラム祭りもしたのに、えらい。
ひと月一万円くらいで食費をやりくりしていると言うと、
「有り得ない。」
「毎日もやしですか?」
「偏った節制は病気になるから、結局お金が掛かりますよ?」
などなど反応ご意見戴いたりするのだが、私は肉も魚も野菜もたくさん食べている。
なんなら米は白米と玄米と押麦のMIXと、一般からすると健康オタク寄りの人間である。
食費で悩んでいる方のお役に立てるのなら、私の節約術を余す所なく伝授して差し上げたいと常々思う。
まず外食はしない。
買い食いは、論外。
基本自炊。
そこがスタートライン。
自炊といってもレンジでチンするだけで作れるお料理も星の数ほどあるので、
「お料理したことないから。」
とまごつく人にこそ、是非是非試して戴きたい。
そんな思いもありつつ、日記でレシピを載せたりしています。
私の作る料理は、基本的に超簡単だぞ。
そして、美味いぞ。
普通に自炊している人には、まずは肉のキロ買いをお勧めする。
1キロ2キロなんて1人で食べられないでしょ!と思うだろうが、小分けで冷凍して使うと1ヶ月もあれば食べ切ってしまう。
鶏胸肉なら、2キロ800円くらい。
切り分けが面倒なので、初心者には切り落としやこま肉がお勧めです。
安くても、ちょっとした工夫で美味しく満腹になれるのだぞ。
あとは買い食い防止のおやつを持ち歩く、とかね。
これはカロリー過剰の防止にも結びつくので、とても良い。
残っていたレーズンとくるみでパンを焼いた。
パン作り1斤につき100円、それ以外は50円貯めているパン貯金が、とうとう2000円を突破した。
やったぜ。
がんばってホームベーカリーの本体代まで貯めたいところ。
貯めてどうするのかは決めていないけど。
貯金が趣味なのでしょうね。
お金隠しておくの、楽しいじゃん。
見つけたとき、嬉しい自分を想像したら、めっちゃ楽しいじゃん。
小さいけど超幸せじゃん。
そういう人間です。
久々にカレーを作った。
思い返してみると、あんまりおうちでカレーを作らない。
毎月第一木曜日に無善寺カレーの日があるので、その日で満たされているのかもしれぬ。
鶏レバーの赤ワイン煮の煮汁が余っていて、煮込みハンバーグにしようか悩んだけれど、カレーにしました。
玉ねぎだけ無かったので買ってきた。
バラ売りの新玉ねぎだったのだが、皮を剥いたら上の部分が少し傷んでいてショック。
いけるかなと生で口にしてみたけど、お酒っぽい味がしたのでそぎ落とした。
新玉ねぎはやわらかくて甘くて美味しいが、水分量が多い分傷みやすい。
売り場できちんとチェックして、食べ切れる分だけ買うことをお勧めします。
今日は慌てて買いに行ったので、大きさしか見ていなかった。
良い教訓ですね。
カレールゥは市販の2種類をブレンド、具材はしめじと豚肉がメイン。
この間天かすで豚こまをカツ風にしてみた。
でもふと、平野レミ氏のなんちゃってシリーズを思い出した。
きちんと工程を経なくても、食べたらその味がするという料理である。
もしかして、天かすトッピングしたら、カツカレーの味になるのでは。
そんなわけで、やってみました。
ビックリだよ。
いやこれマジで。
紛う事なきカツカレーだわ。
わざわざ揚げなくていいんじゃん。
衝撃である。
美味しくてつい、追い天かすしてしまったの図。
美味い、これは美味過ぎるぞ。
お蕎麦屋さんで戴いてきた美味しい天かすだからというのもあるとは思うが、こいつは大発見だわ。
皆様、天かすを無料配布している飲食店を見掛けたら、即貰いましょう。
美味し過ぎるので、掛け過ぎ注意。
でも本物のカツカレーよりカロリーは低いと思う。
WIN-WIN過ぎるぞ、天かすカレー。
偉大なる発想レシピを世に発表してくれた、平野レミ氏に乾杯。
そして私の閃きと応用力よ。



本日は大変な発明をして大満足なので、この高揚感を胸に眠ります。
こんなに美味しいものを作れて食べれるなんて、31年、生きてきてよかった。
今度お母さんとお父さんに報告し、親孝行に代えさせて戴くとする。
これは親孝行の味。
ふふふ。
おやすみなさい。

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