新宿駅の桜が綺麗だった。

通院の為新宿へ。
ドアtoドアでほぼ30分と近いのでとても助かる。
新宿院にもだいぶ通い慣れてきた。
東南口の広場に桜が咲いていた。
きれい。
みんな写真を撮っていた。
別の生き物まで魅了してしまうなんて、花って本当にすごいな。
そろそろお花見の日程を決めたりする頃合いだろうか。
今年は暖かい気がするので、開花早そう。
満開の桜が楽しみである。
病院帰りに献血ルームへ。
検査前の飲み物ラインナップにお水が増えていた。
ジュースはあまり飲まないので、ありがたい。
知覚過敏待ちなので、常温なのも嬉しいところ。

問診の際に通院しているかや飲んでいる薬について医師に話をするのだが、適応障害ですと伝えると、
「職場かな?」
と聞かれてハイそんな所ですと答えた。
一般的にうつ病の一歩手前と言われる適応障害。
症状は人によって様々。
得体の知れない名前から、一体どんな病気なのかと聞かれる事がすごく多い。
正直、自分自身でも何なのかよくわからないので、相手への返答にとても困る。
私の場合はという形で応えはするのだが、死ぬことしか考えられない等と物騒な発言をするのも憚られる為、当たり障りの無い症状を伝えている。
結果、余計に掴みどころの無さが増して、質問した相手をモヤっとさせてしまう。
こういったやりとりを何回しただろう。
いっその事、生々しい話をした方が相手も納得がいくのだろうかと思わないでもない。
でも私は、相手の心配を増やしたい訳でも、自分の事を特別憐れんで欲しい訳でもないからそれは違うと思う。
結論は出ないまま、今日まできている。

一方で、適応障害は甘えではないか、という話もある。
動く事も出来なくなるうつ病とは違って、ある程度自分の意思で行動できる上に、趣味など楽しみの場においては、抑うつ症状がおさまる場合が多い為だ。
自分の楽しみの時にも症状が現れ始めて病院に駆け込んだ身としては、甘えではなく病気だったなと確信を持って思える。
けれど、そういう捉え方をする世間の目というものも、勿論あるわけで。
やはり心のどこかで、
「働かずに楽をしているだけなんじゃないか」
という後ろめたさみたいなものが拭えないでいる。

問診室に入ると、高齢と見える男性の医師がいらっしゃった。
すこしお堅そうなお医者さんに見えたのもあり、椅子に腰掛け自然と背筋を正していた。
ご挨拶して問診を受けて、飲んでいる花粉症の薬などを告げた。
「職場かな?」
と、適応障害について聞き返されて、少し心がキュッとした。
このお医者さんも、あまりよく思っていないのかな。
そう思いながら、ハイ、と応えると、お医者さんがハハハと笑った。
いやね、私もだったからと聞こえた。
感染症対策のパーテーション越しだったので、もしかしたら聞き間違いだったのかもしれない。
聞き取れませんでしたと深追いする内容ではないので、空気の歩調を合わせるように、私も俯いて少し笑った。
聞き間違いかもしれないけれど、キュッとした心が解れた。
そうね、大変ね、次は採血だからと案内され、問診室を出た。

血液の濃さを確認する為の採血をしたが、ヘモグロビンが0.4足りなくて今回はおやすみになった。
ロビーでお水を飲んで休みながら、問診室での会話を思い出していた。
また献血協力出来なくて申し訳ないなあ、という気持ちと、お医者さんとお話できてなんだかよかったなという気持ちだった。
笑って話してくれた時、私の中で、目の前のお医者さんが1人のおじいさんに変わった気がした。
問診ではあったが、人と話をした、と思えた。

目的に付随する何かに、物事は良くも悪くも脚色される。
スーパーのレジの店員さんの元気なありがとうございましたが、心地良かったりする。
電車に乗る際、後ろから押し退けられてびっくりしたり、ムッときたりする。
どんな状況でも、どんな仕打ちでも、良かったとか面白かったとか思えるようになるまでには、まだまだ時間が掛かりそう。
だけど、どんなに小さくても、心がほっとしたり嬉しくなるような事柄に気付いて、心にとめていける人間であれたらなと思う。
いずれは関わった人に、心地良さや清々しさを感じてもらえるような人間になりたい。
人間だから勿論無理だけど、今日見た桜みたいになれたらいいね。
ひとつずつ、小さなしわを伸ばすように、生きることをしていこうと思う。
新宿の献血ルームギフトと同じビルにアウトレット的なお店が出来ていた。
モッタイナイをコンセプトに、あらゆる物品を格安で販売するお店らしい。
この私がピンとこないはずがない。
ひとつひとつ検品をしていないので、表示価格の半額になっているそう。
家電からアニメのグッズ、服や絵の具まで色々あって、見ていて飽きない。
雑多に置かれている店内の陳列が問屋街を思わせる。
新宿で問屋気分を味わえるとは、なんて良いお店なんだろう。
キノコの蚊取り線香が売られていて、無類のキノコ雑貨好きの私としては心が揺れた。
めちゃくちゃ可愛いやんけ。
でもグッと堪えた。
今月は食費や日用品などをケチらず、とはいえ贅沢ほどせずという生活をして、月額出費データを出そうと目論んでいる。
節約魂が地の私が普通に生活したとて、食費が2万に達する事は無いと分かってはいる。
それでも今月は、生活関係以外の出費は控えておきたい。
このデータ次第で、今後の色々を計画せねば。
キノコちゃん、また自由なお金がある時に出会えたら、うちに来るのだぞ。
節約を緩めたので豪華なサラダが作れました。
業務スーパーで見切り品トマト2個60円だった。
どやー!
結局見切り品に目がいってしまう私でしたとさ。
お昼寝したら目が冴えてしまってこんな時間。
おやすみなさい。

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