私の脳味噌暴れ馬〜鶏レバー祭り〜

※画像は下記。
クリスマスライブを終えてひと段落。
楽しかった余韻に浸りながら、いつもの自由時間を堪能。
企画や大きなイベントの後は、いつも以上に平凡な時間を過ごす癖がある。
イベントの翌日でもギターの練習したりスタジオ入ったりする人とは真逆である。
毎日ギター弾く人、本当にすごいと思う。

昨日は四ツ谷アウトブレイクで店長boonさんの生誕最終日トークショーがあった。
行こうか悩んでいたのだが、疲れ具合と先の予定を加味して、我慢した。
昔だったらよたよたしながらでも向かっていたと思う。
たくさんの人の作り出す素敵なイベントがあったなら、そこに行くのが正解なような気がして、それ以外の選択をすると、自分は間違った未来を選んでしまったのだと苛まれるから。
たくさんの人の気持ちはきちんと料理されてそこにあるのに、蓋を開ける事さえもしなかった様な。
あちらの気持ちと、自分が得られるはずだった何かを、蔑ろにしてしまった様な。
苛まれるが故に、酒を呑んで、罪悪感を紛らわしたり、何かを得ようとしたり。
結果、身体に疲労が蓄積して本末転倒という流れが大概だったと思う。
私は基本的に考え過ぎなのだと思う。

先日のクリスマス会の帰り、タクシーで助手席に座ったのだが、みんなが途中で降り、私ひとりで高円寺まで乗った際、
「後ろの席に移った方がよいでしょう
か?」
と運転手さんに聞いてしまった。
「え?どちらでも?」
と、少々不思議な顔で返された。
私自身、言った直後に「そりゃそうですよね」と思って、あー、こういう所だよなあと改めて思った。
息をするように、人の気持ちを窺う。
もしも運転手さんに、
「そうですねー。後ろに乗ってもらえます?」
と返されたとしたら、私はそそくさと後ろの席に移っただろうか。
移った後ろの席で、
「私は車を運転したことがないので、わからないなりに助手席だと邪魔になるのでは?と思って聞いたけど、普通にパーソナルスペースを侵してしまったのなら、なんだか更に申し訳がない」
等と高円寺まで悶々としていただろうか。
そういう、びっくりするくらい面倒臭い頭を持ち合わせている。
そして、面倒臭い思考もとい人間であると悟られないように振る舞う癖がある。
普通の人が自然と成す所作を、脳味噌2、3回転させて繰り出す。
普通の人という定義は曖昧だけれど、私が当たり前だと思っている感覚を誰かに話すと、大抵、考え過ぎだよと笑われるか、そこまで考える人だったの?と驚かれる。
目には見えない、感覚の葉脈みたいなものが、四方八方に勝手に伸びて、いろいろな気持ちや憶測を拾ってくる。
それは、良く言えば敏感だしナイーブと言える。
でもその所為で、裏の裏まで考えてしまう様は、純心で無いとも思う。
それも、多分、考え過ぎなんだと思う。
お酒を呑むと、そういった感覚が鈍くなる。
特に邪心、自分にとって、あまり良くない情報や思考回路が、パッタリと無くなる。
心がとても楽になる。
が、危機管理能力も同時に失う。
ご存知の通り、転んだり、前歯を折ったり、道端で居眠りをしたり。
そうやってバランスを取りながら、なかなかクセの強いこの身体と心の舵を取る。
どちらかが壊れてしまえば、ただでさえこんな面倒な毎日は、更に困難になる。
うまいこと、ご機嫌を取りながら、仲良くやっていきたいものである。

大学時代、バイク乗りのひろしおじちゃんと単車の下見に行った。
中型免許を取得して間もない私は、バイクに関して大した知識もなかった。
ほとんど「ギターウルフがバイクの曲たくさん唄っててまぢカッコイイ」という理由だけで、免許を取った。
でもYAMAHAのSR400というバイクがどうしても欲しかった。
SR400は、キックスタートと言って、思いっきり体重をかけてペダルを踏み込む事で、エンジンが掛かる。
それにもかなりコツが要るので初心者にはお勧めしないと言われたが、おじちゃんは
「じゅんぺい(私の親戚内でのあだ名)が乗りてえなら見に行こうや!」
と、付き合ってくれた。
レッドバロンで中古のSR400を出してもらい、踏み込ませてもらった。
40回踏んだ。
全然エンジン掛からない。
夏だったので、汗だくである。
おじちゃんは、まあ気の済むまでやってみろや!とにこにこ立っていた。
私は身の程を知り、諦めて他のバイクを見たのち、家に帰った。
その後見たバイクはどれもカッコ良かったけれど、SRが動かせなかったショックの方が大きかった。
技術の問題なんだろう。
でも、どこかひとつでも欠けたら、きちんと作動しないんだよな。
無理矢理150キロ越えの車体を引き摺る訳にもいかないし、そもそも移動する為にあるものを人が移動させるなんて、滑稽だ。
どこかひとつでも欠けたら、きちんと作動しない。
人も、運命も、自分自身も、たぶんそう。
身体が、心が、「うっひゃ〜楽しさ200%ー!!!」とすんなり動いてくれる今に感謝しつつ、きちんと見極めてメンテナンスしていかなくちゃね。
身体が資本、心が基本、命が全ての源。
調理する暇がないのに半額だったので興奮して買ってしまった鶏レバーを、昨日ようやく調理した。
2キロで350円。
やっす。
レジの店員さんが間違えて値引き前の値段で打っていたので、
「あのうはんがくだったのですがぁ」
と、勇気を出して言ってみた。
胃がひきちぎれそうだった。
でも350円か700円かは、とても大きなちがいなのだ。
家計に、響くのだ…!!
社員さん呼んできますとちとてんやわんやしていて本当にごめんなさいと思った。
でも、家計に、響くんですッ!!!!
そんな私の心の悪戦苦闘の末、手に入れた鶏レバーである。
神様、仏様、レバー様。
レバー2キロはさすがに初体験。
すごい量。
ごくり。
キッチンバサミで心臓を切り離し、一口大に切る。
筋や脂肪も気になるところは捨てる。
私はほとんどそのままにしちゃう。
甘露煮と赤ワイン煮用は、茹でて下拵え。
こちら、初めて作った塩レバー。
控えめに言って、100点満点。
ビビる美味しさ。
しかも下茹で無しで作れる。
超絶簡単。
臓物好きと酒呑みには是非とも作って戴きたい。
ごま油が掛かっております。
レシピには下処理に長ネギの青い部分とありますが、私は生姜しかなかったので大目にいれた。
レバーの臭みは、温度が大きく関係しているので、作り方や時間を守れば全然臭くないです。
こちらは甘露煮。
赤ワイン煮は鍋ひとつ分作った。
昨日の夜ごはん。
鶏レバー祭りである。
実は先日、ヘモグロビンが足りず献血出来なかったのである。
検査の血だけ抜いてもらい、帰宅。
む…無念。
ウッキウキで献血しに行って、駄目だった時の心のダメージったら、無いのだよ。
社会貢献できる私is生きてて良いんだやった〜♪と思って問診と検査を受けた後、「あなたにはその資格がありません」とバッサリ切られてしまう、あの不甲斐無さよ。
勿論、献血ルームの方はとても優しいです。
私の勝手な、生まれながらの劣等感の所為です。
嗚呼もう本当に、面倒臭い。
1月の献血リベンジへ向けて、頑張って鉄分摂るもんね。

そしてそして、今夜は無善寺忘年会です。
一度は辞めになったのだけど、菩薩がやっぱりやろうと言って下さいました。
さすが菩薩。
今夜だけ、酒も食べ物も持ち込みOKです。
勿論、入場料などは一切無し。
お客様も、演者も、一見さんもおいでませ。
色々あるので、22時終了です。
珍しく菩薩も呑むので、菩薩の伝説的酒乱具合見たさに来るも良し。
私は菩薩の酔い、そんなにひどくないと思うのだけどなあ。
たまに爆発すると、すごい派手だからなあ。
以前立ち合った際、ここは戦場かな?と思った。
そのイメージが定着しているのだろうなあ。
菩薩曰く、最近酔い方が大人しくなったという説も。
早めに行って無善寺トイレ掃除したかったのだけど、絶賛半身浴中なんだな。
本当に時間の管理が下手っぴである。
あはは。
なるはやで無善寺に向かいます。
来る方はまたのちほど。
赤ワイン煮持って行きます。
お楽しみに。

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